ラスト・ショーの作品情報・感想・評価

「ラスト・ショー」に投稿された感想・評価

icoshi

icoshiの感想・評価

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2018/4/22

良い映画なんだろうなということはわかる。しかし睡魔の引力により陥落。断片的な記憶のため、「『アメリカン・グラフィティ』みたいな感じ?」程度の所感。
またいつか観なおします、多分。
監督はペーパームーンのピーターボクダノヴィッチ。映画館の主人サムを演じるベンジョンソンは助演男優賞。主人公サニーと関係を持つ年増のルースを演じるクロリスリーチマンは助演女優賞。町で一番の美人ジェイシーを演じるシビルシェパードは『タクシードライバー』でもデニーロを惑わす美人政治活動家を演じている。
青春とは、光る汗と友情と純愛などで彩られる美しい姿ではない。青春の現実は、退屈で、恋にも落ちるが、大人の真似をしてみたい欲求と興味本位の衝動的な行為が多い。周囲の大人たちは冷めた現実を暮らしており、反抗しながらも、やがて自分たちも同じような大人になっていくことを受け入れていく。いや、本当は自分たちもそのことに本能的に気づいており、だからこそ、刹那的にであっても、ことさらその時間を必死で真剣にふざけて過ごすのかもしれない。
大恋愛を一生の宝物として過ごす映画館主人のサム。
町で一番の美人で、裕福で厳格な家庭に育ち、親に反抗しながらも様々な男を惑わし続け、やがて、街を去るジェイシー。
フットボールコーチの妻であり、寂しさから、自分と関係を持ってしまうルース。
フットボールのスター選手で失恋後、軍隊に入隊を決め、任地へ向かうドウェイン。
障害を持ちながら、いつも道路を掃除していたビリーの死。
常に流れるカントリーミュージックが、暗くなるのを防いでいる。
そのどれもが、大人になって語られるとき、初めて、青春は輝き始めるのかもしれない。
開始2分で好きになれる予感がした。荒涼とした道の真ん中を箒で掃いているビリーを見て、車越しににっこり笑うサニー。なんていい顔なんだ。帽子を後ろ前に被せるとこ大好き。生まれた時から見知った顔ぶれ、町中に瞬く間に知られる身辺事情、潰れていく店と去っていく人達。寂れた田舎の閉塞感が砂嵐と共に画面いっぱいに吹き荒び、思春期特有の身勝手で奔放な性がバラバラと散らばる。

プールサイドのストリップ、キュルキュル鳴るベッド、音のないビリヤード場、空にかかる信号。美人を拗らせた小悪魔ジェイミーも、オープンで容赦ないお母さんも、はすっぱだけど優しいウェイトレスも、20も歳下の男子と不倫しちゃうルースも、出てくる女が色々間違ってるけどみんな格好良い。あと映画館は女優観ながらキスする場所じゃないぞ。
1950年代。閉塞感に満ちたテキサスの田舎町で暮らす高校卒業前後の若者達。見えない未来への不安が彼らの恋愛に影を落とす様子を、モノクロの映像と古き良きアメリカ(カントリーミュージック)を織り交ぜて描かれたビターでナイーブな青春映画でした。監督&脚本は「ペーパームーン」のP.ボグダノビッチ。1971年公開という時代背景はベトナム戦争の影響なども関与していたのではないでしょうか?荷台に積まれた牛を見つめる主人公のカットバックに映画的使命を感じました( o´ェ`o)。
hrt2308

hrt2308の感想・評価

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ようやく観賞。

1950年代初頭朝鮮戦争頃のテキサスの田舎町の高校生を中心とした物語。

懐かしくも物悲しい。

ラスト・ショーとは閉館する町の映画館の最後の上映のこと。作品は「赤い河」。

高校生を演じるティモシー・ボトムス、ジェフ・ブリッジス、シビル・シェパードが若い。

若い女の子は気まぐれで罪深い。
そんな女の子をこの作品がデビューのシビル・シェパードが生々しく演じている。

この作品でアカデミー賞助演男優賞を得たベン・ジョンソンが一世一代の名演技を見せる。
2018 3.14 鑑賞
何度目やろか? これ観たの。
何度観てもいいものはいい!
ボグダノヴィッチの最高傑作だ!彼は決してビッチじゃない。
滅びゆく街で、ただ老いてゆかない為にどうすればいいのか。
葬儀のエレン・バースティンの白!
少なくとも私にとっては楽しめるポイントも共感できるポイントもありませんでした
BSの番組説明で「若者の焦燥感を描いた青春映画の名作」とか書かれていましたが言うほど焦燥感描けてるか?って思うし少なくとも名作ではないと私は思います
まこと

まことの感想・評価

3.5
これは・・・

獣と女狐の映画やな


「ペーパー・ムーン」のピーター・ボグダノヴィッチ監督作品と聞いて耳を疑いかけたが、キャラクターの邪さや性悪さの部分が強いて言えば共通点として挙げられないでもない


とにかくキスやセックスのシーンが定期的にやってくるんだけど白黒だと意外にやらしくなくてこれは新しい発見、ガチで新しい発見w

しかし主要な女性キャスト陣はほぼ全員脱いだな、その脱ぎっぷりの臆面のなさには一種の男前ささえ感じる

ビリヤード場での無音のシーンはテレビ壊れたんかな思ったけどあえての演出でした、確かに台のポケットのところを掴んでたら身体は安定するからな(←わかる人だけわかってください笑)


若かりしジェフ・ブリッジス、こもりがちな声は今とちっとも変わってない

「インターステラー」に出てたエレン・バースティンも懐かしや懐かしや
すてふ

すてふの感想・評価

3.4
『ペーパームーン』のボグダノヴィッチ監督。50年代の田舎町を舞台にした少し暗めな青春作品

結婚を意識する大人びた高校生な一方で、性に対する興味や成長を目的に恋愛しているような危うさを持ち合わせた正に青春ノスタルジー

寂れていく町、青春の終わり、死。様々な終焉を描いた作品?
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