バルタザールどこへ行くの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『バルタザールどこへ行く』に投稿された感想・評価

misty
3.7

物語の展開がよく分からない。暗転を繰り返して話を端折る。でも要はロバであるバルタザールの数奇な生き様といったシンプルなもので、ところどころのイメージの美しさを讃える系の作品かなと。
アンヌ・ヴィアゼ…

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だんだんブレッソンの良さが判ってきた気がする。ボタンに手をやった1カットだけで性行為があったと分からせるの凄すぎるな。冒頭のぶらんこに2人で乗ってる構図もキマりまくってた。ロバはキリストの象徴?彼の…

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ガ
4.0

ロバの無垢さが人間の浅ましさや愚かしさを際立てる。

なぜ人は、いがみ合って酒を飲んで意味もなく他人を傷つけて自分を傷つけるのか。
こんなにも破滅的なのか。
そんな問いをロバという芝居ではあり得ない…

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masat
2.0

初めてのロベール・ブレッソン、はよく解らなかった。誰も“ロバ”に執着していないように見え、何かの象徴にも見えない。

鞭打たれ、殴られ、蹴られ、ただひたすら労働させられるこのロバ畜生と“女”は、同じ…

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5.0

長編作品を13本撮ったロベール・ブレッソンが、原作をドストエフスキーに求めた3本のうちの1つ。成熟期の恋愛小説『白痴』をベースとしており、『白痴』の基本ラインは、主人公ムイシュキン公爵とロゴージンの…

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T
3.8
ロバさんの無垢な瞳越しに観る、人間の醜悪さ...

わたしのロールモデルClairoのフェイバリットムービー
葛木
3.7

手だけで誰か分かるのがすごい。
本当にロバを攻撃するので心痛んだ。恋愛パートは感情の動きを端折るので、置いていかれて所々困惑する、慣れれば平気。

・くしゃり紙オープニング→ロバの鳴き声
・ラジオで…

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それ
4.7
ブレッソン調の萌芽

https://note.com/june_july/n/na368aafda37d
Lualdi
-

ドストエフスキーは『白痴』において、擬人化された聖性であるムイシュキン公爵の純粋さが世俗の論理と衝突し、地上へ引きずり降ろされる様を描いた。

これは、聖なるものが地上の現実でいかに苦難を強いられる…

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Aoyoao
4.1

ロバのバルタザールと少女マリーを軸に、
自尊心の高い家族や村の与太者に、
生き方を狂わされていく、
ドストエフスキーの「白痴」に着想を得た、
ロベール・ブレッソン監督の七つの大罪物語。

マリーの人…

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