ドストエフスキーがキリストから神性を払拭し、聖性の体現者としてムイシュキン公爵を描いたとするなら、ブレッソンはムイシュキン公爵から肉体性を削ぎ落とし、バルタザールというロバを創造したと言えるだろう。…
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気高く美しい映画。
ひとつだけ個人的に受け入れられない部分があって、それは動物に過度な神秘性を持たせようとしているところ。ロバは何を見たところで、何も思っちゃないと思う。実際、この映画に出てるロ…
冒頭、子ロバの黒っぽい胴体に伸びる細い腕。そこから手の表情に気が向くが手の映画ではない。足元を映すショット目立つが人間の足の映画でもない。感情を排した演者。ずぶ濡れのアンヌ・ヴィアゼムスキーの服を乾…
>>続きを読むさっそく壁にぶち当たりました。この映画が何なのかよく分からない。捉えどころがないというか、掴み所がないというか、けれど現前するイメージは自然で凄いとは思う。
主人公がバルタザールであることから…
記録
好き。ラストは居場所のなさを感じてひたすら呆然。
マリーのビンタ1発に対して、ジェラールのビンタ2発て…。
サーカスのところとか、アルノルドが金持ちになってパーティー開いたときジェラールが窓…
胸が潰れそう...
人間たちの勝手な振る舞いのせいで、振り回されるバルタザールが可哀想すぎて...。
幼少時のマリーと幼馴染みのジャックにバルタザールと名付けられ可愛がられるも引っ越しを機に他の人…