過去鑑賞。
別に嫌いではない。どちらかというと印象には残ってるほうなんだけど、何か色々とバランスの悪いコナン映画だという印象は拭えない。
まず「派手なアクション」をやるのは一気に映画らしくなるから個人的には賛成なんだけど、今作はその迫力が空回ってしまってるような気がしてしまう。
ついでに動機がぶっ飛んでるのはコナンでよくあるものの今作の犯人はクズすぎるうえに狂気や知性もなく小物感が漂いすぎてる。
あと何年も眠っていた少年がリハビリなしで普通に歩けてるのはありえなさ過ぎてちょっと笑う。
ただコナンが大ゲンカする元太と光彦にむけた「言葉は刃物」というセリフはかなり的を得てるように思えるし、
スケボーで起こした雪崩から逃れようとするコナンが蘭姉ちゃんと目があうシーン、
雪崩のなかに埋もれてしまったコナンを必死で探すシーンは、
いつもグッときてしまう。
コナンおなじみのキャラたちの絆を感じさせてくれる展開は普通に好きだからこそ、
ストーリーは派手な演出ながらもリアル路線にしてほしかった気がした作品。
