【残酷な現実と幸せな虚構】
フランソワ・オゾン監督による“死についての三部作”の一作目。ちなみに二作目は『ぼくを葬る』で、三作目は未発表。マイ・ベスト・オゾンが『ぼくを葬る』で、今作もなかなか好みだ…
「海をみる」の冒頭でも母親がビーチで寝ている間に子供が海にでも入って行きやしないかヒヤヒヤしたのだけど、
せめて目の前での出来事であれば、それはまた別の悲しみがあるとしても幻影にのまれることはなかっ…
オゾンの作品の中では割と本筋のストリーとしてはシンプルではあるが少し暗い感じの独特リアルな描写みたいなものがあって好みだった。
夫を海難事故でなくした妻がその悲しみから逃げ続ける話で妄想で夫と会話す…