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「さざなみ」に投稿された感想・評価

marino

marinoの感想・評価

3.2
大人な映画。
子供のいない夫婦の奥さんの嫉妬は凄いと聞きますが彼女もその一人。
冷静さを保ちつつも夫に対して不信感いや嫌悪感もあるのかな。

この映画、ずーっとシャーロット・ランプリングの目が笑ってなく怖いです。
Ryoma

Ryomaの感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

原題『45 years』
夫婦が結婚して45年を迎えるにあたってパーティーを開催しようとするが、過去のあることがきっかけでお互いに対して不信感を抱いてしまうお話。
夫婦のキラキラした部分を中心に描くのではなく、思いが衝突したり、すれ違ったりする部分に焦点を当て描いている点がそれはそれでいいなあと思った。実際、いいことばかりではないだろうしなあ〜。夫婦っていい時もそうでない時も含めて受け入れ合える存在なのかなあと感じた。あと、45年も同じパートナーといるのってシンプルにすごいなあと思った👏(映画とは関係ない話だけど、個人的に好きなミスチルがメジャーデビュー30周年で、同じメンバーとずっと一緒にいるのは本当に素晴らしいし、尊いことだなあといっそう思った)

シャーロットランプリングが出てる作品はあまりちゃんと観たことなかったけど、彼女の、言葉で語らず表情で魅せる演技が圧巻だった。今観たら『デューン 砂の惑星』に出てたらしいけど、何の役だっけ?笑😅
NIRE

NIREの感想・評価

3.4
女の恋愛は上書き保存、男は名前をつけて保存、とか言うけど正にどこの国でもそれなんだなと思った。
旦那の方は、妻への気持ちは変わらなさそうとはいえ昔の女のことをさも当たり前のようにサラッと語るけど、妻はそれをきっかけに心が離れていくって感じの演技がすごすぎる。モヤモヤとしながら見続けるんだけど、あのラストの一瞬の妻の演技で涙溢れてくるっていう秀逸な作品。
邦題ってクソな時あるけど、今回のさざさみはなかなか有能。
ヨーダ

ヨーダの感想・評価

4.0
何年経ったところで過去がつきまとう怖さ、身動き取れないよ
人は楽しいことをなぜやめるの?
年寄りを見てていつも思うこと、なんとなく理解してるけどそれが虚しくてカナシイ
ごんす

ごんすの感想・評価

4.3
性別で人や考え方を括ったりするのは今後どんどん古くなっていくだろうし、そうあるべきだと思うけれどこの映画内の「男ってバカよね」と言われそうな夫の態度やら発言、最初は画面越しで余裕こいて観てたけど途中から、これ自分も気をつけなきゃいけないやつだと姿勢を正す。

熟年夫婦の倦怠期モノかな?(好物)と思いきやそれらとはまた違ったアプローチで二人の心のすれ違いを見せられる。
映画冒頭から彼らが仲睦まじく暮らしているのが分かる。
決して「ブルーバレンタイン」の冒頭のような終末感ではないのが妻ケイトの表情から分かる。

この映画は要所要所で夫ジェフを責めたくなるのだが、お話の発端である「雪山の事故で命を落とした若い頃の恋人の遺体が当時の姿のまま発見された…」
となるとまずどんな気持ちになるのかは考えてあげたい。

奥さんは最初からそれができていて、本当に素敵な寄り添い方をしていたと思う。
しかも結婚45周年記念のパーティーを控えている頃に抱える案件としては正直しんどすぎる!
本当に悲しい過去だからある程度仕方ないけれど完全に“あの頃”に帰る夫。
発言からも分かるけど、顔がもう帰っちゃってる…

更に中盤~終盤にかけて知ってしまう亡くなった若い頃の夫の恋人の姿。
(ロフトを調べようとする妻を制止するかのようなワンちゃんは笑わせようとしてますよね)
人生とは?他者とは?コミュニケーションとは?真実を知るって一体…
結局一緒にいて落ち着く人なんて都合の良い幻想じゃないのか!などなどグルグル考えさせられる。

静かな映画のようでなんと激しい映画だろうか。
心の機微を表現する…なんていうとありがちだけど俳優の演技に求められるものがめちゃくちゃ多そう。


自分は男性で女性にしかまだ恋愛感情を抱いたことはないので女性は~と言う言い方になってしまうけど女性が男性に怒っている時に結構な確率で男性は怒られている理由を勘違いしていると思われる。

よくある「そのことで怒ってるんじゃない!」というやつですね。
「そのもっと前から気になってることなんだけど!?」っていう。
で、「じゃあその時に言えばいいだろ!」なんて言い返すともう…

多分この映画の二人は映画終了後の世界ではそのような喧嘩をすると思うのだけれど。
大丈夫かな。

夫のあの感じどう思う?や妻のあれは良いの?など観た人同士語り合っていくうちに各々自分のことを話し始めそうな最高映画であった。
2回目観る時はもっと細かく主演二人の顔の表情などにも注目してみたい。
面白いよりもお見事っ言いたくなる傑作
ラブストーリーでもあるし
夫の過去には・・・なサスペンスでもあり
男ってやつは・・・なコメディでもあり
それを一切狙わずに芝居一本で観せる

シャーロット・ランプリングとトム・コートネイが凄まじい
もう本当にね・・・全てが凄まじい
コートネイの悪気のない無邪気さもだけど
ランプリングの静かな怒りが良い
ラストの表情なんかお手上げっすわ

このレビューはネタバレを含みます

~自分が亡くした彼女を投影するための存在だと感じてしまったら…
45年間、あなたは私を通して誰を見ていたの?~

始まりは似ているから好きになったとしてもいつしか自分がオリジナルになれていたならよかったけど、いつまでも代替の存在でしかなかったことを45年目にして初めて知ることとなった…真実を明かさなかったのは過去の人じゃなく現在進行形で最愛の人だから。

知らないでいられたら幸せだったのに。もういない相手なんだから関係ないと割り切れたらよかったのに、感情はそんなに理性的にできていない

このレビューはネタバレを含みます

スピーチ後から最後までの表情がつらい…。すべてを物語ってた。
大きな事件が起きるわけではないけれど、配偶者が信じられなくなる瞬間って誰にでも訪れるよね。
パーティーのスピーチ良かった。
もと

もとの感想・評価

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曇り空の似合う街 家
ゆったりとした時間の中で、何かが静かに崩れる様子が
シャルロットの表情とカメラのワークやしかけによって表現される
もはや初めから不穏だった、おちついて、静かに、不穏だった、気がする

歳をとって、あとは平穏に死ぬのを待つだけの時でも
幸福とは限らない、幸福が壊れることもある

いくら歳をとっても、最後まで人生は続いていくことを感じた映画だった
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