ハードボイルド作品。「ライン」シリーズはノワールだがこの作品はどうも違っている。すれ違い、追い回しの演出のテンポが良くて見入ってしまう。神戸のカスバはセットだそうでファサードなど使い回し感もあり多少…
>>続きを読む東京から神戸に踊り子として
出稼ぎに向かおうとする女性が
見送りに来ない新聞記者の彼氏を
公衆電話から責めているときに
通りすがりの殺し屋に
銃を向けて脅されたことで
逃亡のカムフラージュとして
ふ…
めちゃくちゃ石井輝男らしい映画。
三原葉子さんがおキャンな踊り子役でとても魅力的。
ニヒルな殺し屋、天知茂との対比もよい。
もう一つの対比軸が吉田輝雄が演じる新聞記者。
消えた恋人の行方を追う一方…
ヴェーラにて。プロフェッショナルなんだがややポンコツ感ぬぐえない殺し屋茂、茂に拉致られた踊り子葉子、葉子の彼氏で新聞記者のテルオ様。三者三様に外国人向け人身売買組織を追ったりまた攫われたりするサスペ…
>>続きを読む◎変顔で綴る異界神戸の売春&麻薬マフィア退治
1960年 新東宝 カラー 79分 シネマスコープ
*多少褪色するか
一匹狼の殺し屋衆木(天知茂)が、ホテルで眠る神戸税関長を殺したところでパトカー…
湿っぽくなりそうなところを三原葉子が回避し続けててとても良い。天知茂の悲しい人生語りを鼻ほじりながら聞く素晴らしさ!
外国人が殺されるシーンで、下っ端が何も言わず聞かないのが怖い。暴力の構造が完成し…
バキバキの和製ノワール(というか『拳銃貸します』…)。バカ面白い!
『黒線地帯』以上に三原葉子の陽性が天知茂の陰性と素晴らしい化学反応を起こす。場末の安宿で天地の悲惨な身の上話に茶々を入れていくくだ…
冒頭20分はまあ傑作なんじゃない?ちなみにわしはだんぜん三条魔子派です。脚本はもっとダイナミックに直しの余地あるんじゃないか。天知茂をもっと極悪非道にやってみたりだとか、黒子さんにひたすら英語しゃべ…
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