このレビューはネタバレを含みます
老いる親への悲哀と、人生の転機を迎えるべき年代で、その転機が唐突に訪れる者もあれば、その人を見ていつ私に?と焦燥に駆られる者もいて、自分の人生で選んできた道が生き方が正しかったのか、揺れ動く世代の葛…
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食を描くこと。このことは東洋(特に中国)において、非常に重要な意味を帯びることだと感じている。
今作では食を描くことを通して、父親とその三人娘、すなわち家族を描く。観ながらずっと小津の『晩春』が脳裏…
序盤、戦後小津感のある家族に結婚を進めていくストーリーなのかなと思っていたら、むしろそれぞれが人間としての欲のまま自分のライフに注力していくストーリーだった。
家族の象徴とも言えるような食卓から、…
大好き。これなんで今まで観なかったんだろう。このゆる~い感じの雰囲気好き。反面、料理シーンのエネルギッシュなこと。観てるだけで気持ちが良い。
テンポよく話は進むけど、一番クールでスマートな次女が意外…
台湾でのオリジナルタイトルは「飲食男女」
のちにハリウッドに進出してアカデミー監督賞でオスカーを取ったアン・リー(李安)監督の台湾時代の作品。
たしか日本で公開されたばかりの頃に、村上春樹さんのエ…
今は無きシネスイッチ銀座で鑑賞した思い出深い作品。アン・リー監督の初期の作品群の中でも個人的には一番好き。“父親三部作”の最終章で、唯一台湾が舞台となる作品。
台北が誇る五つ星ホテル園山大飯店の料…