アン・リーの台湾での3作目。料理長の父親の料理を囲む三人の娘の語る話題に、人生の一端を見せる良作。ほんさくの翌年に英国で「いつか晴れた日に」、そしてアメリカへ。「ハルク」を除けば高水準の問題作、娯楽…
>>続きを読むWE TAIWANの映画プログラム「台湾映画の輝かしい今昔」で鑑賞。
有名中華料理店の元スーシェフ朱老人(ラン・シャン)と3人の娘は毎週日曜日の夕食は集まって父の手料理を食べる習慣になっていた。…
老いる親への悲哀と、人生の転機を迎えるべき年代で、その転機が唐突に訪れる者もあれば、その人を見ていつ私に?と焦燥に駆られる者もいて、自分の人生で選んできた道が生き方が正しかったのか、揺れ動く世代の葛…
>>続きを読む冒頭の調理シーンがもう最高。ここだけでこの映画見て良かったと思わせてくれる。
早くに妻を亡くして、父親一人で娘3人を育て上げた元一流シェフの父と大学生の三女・キャリアウーマンの次女・地味で冴えない…
三姉妹の恋愛模様と父親の存在がどう絡み合っていくのか、それを間接的に食事がどういう役割で動くのか期待していたけど意外と普通だったな。
もっと多角的に絡み合って最後わちゃわちゃやる今泉力哉作品のよう…
食を描くこと。このことは東洋(特に中国)において、非常に重要な意味を帯びることだと感じている。
今作では食を描くことを通して、父親とその三人娘、すなわち家族を描く。観ながらずっと小津の『晩春』が脳裏…
笑えて泣けて実にウェルメイドな映画。オーソドックスな家族愛という材料を上手く料理したアン・リー監督、後にアカデミー賞の監督賞を2度も受賞する巨匠になる才能を本作で十分に見せつけます。脚本も上手い。ラ…
>>続きを読むアン・リー監督による"父親三部作"の第3作。
「人生は料理のようにはいかん。材料が揃わない時もあるし、食べるまで甘いか辛いか予測がつかない。」
三部作と知らずに本作から鑑賞。
素晴らしかった。…