生命力に満ちた映画だった。
今村昌平は、戦後日本の底辺社会を、荒々しく、滑稽でありながらも生々しいほどリアルに描いている。豚の群れが街中を駆け回る場面は、まるで制御を失った時代そのものを象徴する寓…
基地の街・横須賀で、米軍が出す残飯を当てに養豚業を始めたヤクザと、その末端で豚の世話係を任され、出世をちらつかされるチンピラの依存体質を描いた、今村昌平の重喜劇。
60年安保下の日本社会を、巨大な…
このレビューはネタバレを含みます
社会のウジ虫を描いた重喜劇をつくるということををテーマに活動した今村監督。
作品自体の評価は良かったようだけど予算オーバーして興行成績は良くなかったらしい。(具体的な数字は見つからなかった)
ハル…
いかにも今村昌平なアメリカンならぬジャパニーズ・ニューシネマの傑作
男が情けなく女が強かなのも今村節
だから終始笑える
勘違いの連続から悲劇へ至るクライマックスなんか爆笑物
ラストの冗長さだけが…
日活フィルム・アーカイブにて鑑賞。
今村昌平監督×長門裕之主演。
横須賀を舞台に、米軍に寄生して生きるチンピラがやがて自滅していく様をエネルギッシュに描く。
吉村実子演じるヒロインが米兵に犯され…
戦後日本が抱え込んだ依存と欲望の相関図をきわめて肉感的かつ滑稽な筆致で露呈させる寓話である。
米軍の残飯を豚に食わせ、その豚を人間が食らうという循環は単なるグロテスクな設定ではなく敗戦国が自らの身体…