飼育の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『飼育』に投稿された感想・評価

意図的じゃない感じがかえって薄気味悪さを助長させてる
終盤の宴会のシーン、定点でこんなに展開作れるのすごいなー

 大島渚作品

戦時中に捕まえた黒人兵士を村の人たちが家畜のように飼う物語

閉鎖された田舎の村で巻き起こる恐ろしい空間。戦争中、そして村社会という二重の同調圧力の雰囲気がなんとも言えない独特の違和…

>>続きを読む
rii
3.7

大島渚監督作品
村社会の嫌なとこ、人間のバカなとこが呆れる

いやなことがあれば自分の精神を保とうと何かのせい又は何かに頼ろうとする
古き人間は特にそれな気がして、今の色々解明された現在の人間からし…

>>続きを読む
norin
3.1

終戦間際の田舎の村社会で繰り広げられる人権無視の価値観にがんじがらめになった村民。
当時は珍しい事ではなく日本中のあちこちも似たようなものだったのだろう。作品そのものは見応えがあったが、とにかくセリ…

>>続きを読む
AtWhat
2.1

三國連太郎が大島渚監督作品に出演しているのに驚き。変な髪型でいつもの三国節を披露しています。わずが4ヶ月しか存在しなかった映画配給会社・大宝による配給作品。大島渚らしく実験的な描写もあるが俳優たちの…

>>続きを読む
私はこうじゃないと隔絶した別のいむべき存在と、切って捨てる、それは彼らのやっていることと時代が違うだけでさほど精神性が変わっているとは思えない。

その延長の中に生きている。それは否定し得ない気がする。
牛蛙
3.5

原作は大江健三郎の同名小説。(新潮文庫『死者の奢り・飼育』収録)ただ、原作とはだいぶ変わっています。

大江の原作だと一人称で物語が進みますが、本作は客観的に描いたことで、日本の排他的なムラ社会のグ…

>>続きを読む
Hommy
-

原作大江健三郎、監督大島渚となかなかパンチあるうえにタイトルにもひかれて鑑賞。
まぁ、はなしとしては予想通り、映像としても全編モノクロで好みな感じでした。
全開のゼノフォビアが時代とロケーションを象…

>>続きを読む
田舎のムラ社会的なものを描いているのはわかったけどセリフが聞き取りづらくて解釈も難しい
km
4.2

大島渚監督作品
監督最初の独立プロ作品。 

原作は大江健三郎
この原作で23歳で芥川賞を最年少受賞。

こんなに古いのに、中々強烈!
古いフィルムだし、訛りや当時の言葉で
聞き取り辛いところもある…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事