冬。信州の雪に埋もれた小さな村のはずれにおりんの家があった。おりんは今年69歳、楢山まいりの冬を迎えようとしている。この村では70歳を迎えた冬にみんな楢山へ行くことで貧しい村の未来を守っていた。それは死を意味し、供につく者の親を思う心は重くつらい。おりんは楢山へ行くことを少しも恐れてはいなかった。夏、楢山祭りの日、息子・辰平の後添えに向こう村から玉やんがやってきた。おりんは玉やんを気に入り、得意…
冬。信州の雪に埋もれた小さな村のはずれにおりんの家があった。おりんは今年69歳、楢山まいりの冬を迎えようとしている。この村では70歳を迎えた冬にみんな楢山へ行くことで貧しい村の未来を守っていた。それは死を意味し、供につく者の親を思う心は重くつらい。おりんは楢山へ行くことを少しも恐れてはいなかった。夏、楢山祭りの日、息子・辰平の後添えに向こう村から玉やんがやってきた。おりんは玉やんを気に入り、得意のやまめ取りを教えると約束する。早秋、食料を盗んだ村人が生き埋めにされた。これも村の厳しい掟の一つだった。また、子の数を制限するため三男以下の村男は嫁を娶ってはいけない。晩秋、おりんが玉やんにやまめ取りの秘法を教えたその晩、山へ行くための儀式が始まった。辰平はおりんを背負って険しい山を登る。そこには無数の老人たちの白骨が待っていた・・・。(C)今村プロ・東映
オーストラリア人に囲まれて鑑賞というシチュエーションがカオスだった。80年代にありがちな性的描写がやはりなんとも言えず、受け付けない。ただ、軽めの下ネタはちゃんと国境を超えてウケていた。
これはコメ…
小山田壮平のブログに書かれてたので気になって鑑賞。
衝撃だった。
なんだかすごい映画だ、、。
自然と共に生きることへの憧れがあったけどわたしには到底無理だ。特にこの映画の中の時代では。
いろんな動…
子どもの頃児童文庫で読んだ日本の昔話「姥捨て山」。細かい内容までは覚えていないが、祖母をおぶって山に捨てに行く父親を想像するだけで空恐ろしく、怒りと悲しみを感じたものだが、それどころじゃなかった。
…
強烈な作品だった。何もかも手加減なしに描かれていて、撮影現場のメイキング的な裏側を勝手に想像して、スタッフ大変だっただろうな、俳優たちのメンタル大丈夫だったのかな、動物たちの撮影もちゃんと適切になさ…
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山奥のとある村。ここでは70歳になる老人は楢山へゆくという姥捨の風習があった。
妻を亡くして後妻を娶ることになった辰平だったが、彼の母親のおりんも今年で70を迎え......。
今村昌平監督作…
土臭い。
姨捨てに見られる生存本能、結婚や性への態度に見られる繁殖本能、歯折りや皆殺しに見られる群れへの適応本能、あまりに生々しくて2日に分けて観た。
おりんが山に捨てられることを当然と考えている"…
今村昌平監督作品。
姥捨て山の話かと思ったが、それは最後の最後の話で、それまでは小さな村社会の因習が流される。盗みを働いた家の血は根絶やしにしなくてはいけないとか、子を沢山つくってはいけないとか、貧…
2024年視聴
採点基準
5.0 人生ベスト級
4.5~ 定期的に見かえしたい傑作
4.0~ 観てよかったと思える作品
3.5~ 評価すべき点はあると感じた
3.0~ 観なくてもよかった
2.5…
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