自分用備忘録
今年観た映画の中でもトップクラスによかった。
姥捨自体はフィクションとしても、その他の部分でのリアリティと迫力が素晴らしかった。
差し込まれる山や動物のカットとそこに住む人間の営み…
今村節炸裂。アリアスターなんて目じゃないぜ。
’神々の深き欲望’もだけど彼のこの手の作品はガルシアマルケスを日本を舞台に映像化したようだ。
村社会のリンチ、姥捨、夜這、暴力、妬み、差別とありとあら…
色々衝撃だった
内容とか、撮り方とか、生き物とか
ずーっと母親背負って山登りする映画なんだと思っていたけど、全然違った
起承転結とか背景がしっかりした作品だった
登場人物がみんな似たような顔でわか…
このレビューはネタバレを含みます
死ぬことと生きることが、今よりもずっとシームレスだった時。楢山参りのルールは生者を死者として扱うことで、これからも生き続けるものへの配慮なのだと感じた。
人はいずれは死ぬが、いずれを待てない現実の…
自然信仰と共に生きる
忘れられた日本人。
姥捨山のくだりが有名な本作だが、それはこの作品のごく一部でしかなく、ここで描かれるのは、生物の生態系に組み込まれた人間という種の営みであり、その生態系シス…
人権やヒューマニズムという観念よりも、飢えが支配する社会とはこのような物なのか。
このような社会では、共同体の維持だけが最も重要で唯一の目的となるわけで、弱者の切り捨ても善、女性をコミュニティの共有…
またとんでもねえ映画見ちまっただ
今村昌平の土着的エロスは天才だと思う。
芝居してるように見えない。誰も。セットも衣装も何もかもが土地に馴染んでるし、こんな映像本当にすごいと思う。やはり画力。
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