暗い。ねちっこい。
真実が明らかになるまでが、モヤモヤがすごい。
話の全容が理解できても、やり切れない気持ちがずっとある。
昨今の日本の法廷ドラマや映画は台詞をハッキリ言うエンタメ傾向にあるが…
不安を煽る演出が上手い。
刑法39条は果たして被告人の人権を守るものなのか?責任を取る能力がないと判断することはある意味人間扱いしてないということなのではないか?というテーマ、非常に興味深かった。
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精神疾患か詐病か。法は何を守り、何を与えているか。
被告人の回想シーンは振り子の暗喩から始まり、背景の看板、音が過去の生活を饒舌に語る。
堤真一、樹木希林や岸部一徳らの演技も凄まじい。
法廷に会…
光和インターナショナル