事件の作品情報・感想・評価

「事件」に投稿された感想・評価

少年犯罪をテーマにした作品.裁判の経過と共に回想して行きます.この作品の永島敏行は少年の危うさを上手に演じています.姉妹を愛したことにも曖昧、その姉を殺害したこと、そして妹と殺害後も一緒に暮らしていたこと.少年特有の罪悪感の無い犯罪を見事に演じた素晴らしい作品です.
temmacho

temmachoの感想・評価

3.9
法廷劇。
ハードボイルドです。
始まりの冒頭陳述でもう頭がパニックw

痴話喧嘩からの刺殺事件。
刺した本人は犯行を認めている単純な事件と思われたが、敏腕弁護士が隠された真相を究明していき…

ほぼ法廷内での、裁判官・検察官・弁護士・被告人・証人の丁々発止ですが、人の本性が暴かれていく様子が面白い。

特に《松坂慶子》《大竹しのぶ》姉妹のギャップとその演技力が凄い。
もちろん他の役者も素晴らしい。
大竹しのぶ凄すぎる!!

法廷で真実が明らかになっていく物語であるが、ありきたりの殺人事件が「モヤモヤ感」残る。

しかし、大竹しのぶの演技は凄過ぎて、鳥肌ものである。

冒頭、裁判官(佐分利信など)の側から法廷劇が始まるのは珍しい。

音楽も印象的であった。

多数の有名俳優が出演している映画で当時も高い評価を得た作品。
面白いなぁぁぁ

基本法廷が舞台なので画面に動きは少ないけれど、裁判官と弁護士と検事はあくまでもフィールドプレイヤーで、その動かされる駒である被告人と証人達の間でだんだん暴かれていく真実が動きまくるので観てて飽きがこないです
その裁判官と弁護士と検事が、佐分利信さんと丹波哲郎さんと芦田伸介さんで、駒が永島敏行さん、大竹しのぶさん、渡瀬恒彦さんからあんな人まで出てくるんだからメチャ豪華です

事実は事実、虚偽は虚偽。蠢く中でウェットな所もドライな所も出てくるのがまた人間臭くて良いです
70年代の大作だから出来た冗長さだと思います。これは勿論褒め言葉です
新藤兼人さんの脚本が本当にいいですね

渡瀬恒彦さん演ずるチンピラが素晴らしいです
同じ年に『皇帝のいない八月』でガチガチの軍人をやってるのに、この落差がスゴイなぁと思います。やっぱり大好きです
それに安定の丹波さんに、勢いある大竹さんも素晴らしいと思います
eg6

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3.2
まぁよくある痴情のもつれ的な話。
ほぼほぼ火サス的な、2時間ドラマ的な話、キャストも渡瀬恒彦に松坂慶子なんて、その後20年たっても30年たってもおんなじように2時間サスペンスみたいのに出てたのはこの映画の影響だろうか。

138分は長い。ただ、まったりと70年代後半の日本の匂いを味わえるのは良い。

渡瀬恒彦が、基本はクズなんだけど憎めない、やくざもんをイキイキと演じているのが素晴らしい。

瓶ビールというアイテムがちょこちょこでてくるが、瓶ビールってのが最近のドラマに無い味なんだよなぁ、小料理屋で日本酒を、とかバーでウイスキーを、とかなんかはしょっちゅう出てくるけど、瓶ビールって言う愛すべきしみったれたアイテムをもっと最近のものにも登場させて欲しい。
angryaoi

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3.6
ここで大竹しのぶから生まれる子どもももうすぐ40歳ですね。地続きでこの家族、この街の余白を埋めて行きたい。
たぼ

たぼの感想・評価

3.5
美しい松坂慶子に、初々しい大竹しのぶ。
脇役ではあるが、やくざ者役の渡瀬恒彦も良かった。
あとは安定の丹波哲郎。

全体的な古さはあるものの、昭和映画としては良い。
全体を通し古さはあるものの、法廷物として見応えはある。
回想シーンで音楽は「砂の器」の様でした。
kohei

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4.2
犯人は捕まった。真実は二転三転した。

この何となくヒッチコックっぽいジャケットいいですね。この映画めちゃくちゃ面白かった。法廷サスペンスとして骨のありすぎる今作は「三度目の殺人」と対になる映画として見ても面白い。「裁判における真実(事実認定)」を裁判官その他がどう考えているのか。「三度目の殺人」では否定的に撮られたそういった部分が、この映画ではまた違った視点を与えてくれて勉強になった。法廷の場面が長すぎて疲れるけど終盤の盛り上がりが最高でした。

そしてこの映画を見て思ったこと。
一生の内で行きたくない場所ランキング1位は法廷です。いろいろ面倒臭そう。
裁判劇ではあるが、証言もどこまでが真実か定かではない。
姉妹とは言っても、女同士であり、同志ではない。
母親としてはどちらも、幸せになって欲しかった自分の娘たちには違いないが。
証言台に立つ役者含め、皆個性的で、魅せる魅せる。