月光ノ仮面の作品情報・感想・評価

「月光ノ仮面」に投稿された感想・評価

よしえ

よしえの感想・評価

3.2
シアターN渋谷にて観賞。

最後のオチも落語的な要素になっていたっぽい。
結局わたしの中でうさぎが謎なままである。

落語とか全然わかんないから少し難しかった。前から落語勉強したいって思ってるんだけど出来てない…笑
この映画を観る少し前に、iPodに落語入れるのオススメされたんだけど、今思うと暗示だったのかも。

浅野忠信の出番が予想以上に少なく、カラテカ矢部さんの出番が予想以上に多かった。
mito

mitoの感想・評価

2.1
板尾創路監督作品。

脱獄王もそうだったけど、プロットは凄い面白い。
でも、いざ映像になると面白くない。
というかラストの大オチを描きたいがための前振りを全編で展開しちゃって、その前振りにあまり力が入っていないきらいがある。

唯一噴き出してしまう程笑ってしまった箇所があったが、
本編とは全く関係の無いと思われるシーンで急に現れたあり得ないキャラクター。あの人を何の予告もなく出すなんて反則!

このレビューはネタバレを含みます

『ジョーカー』を観てなんとなく頭に浮かんだので備忘録的に。

このなんだか掴みどころのない物語をどう捉えるかというのはたぶん復員直後の板尾が幽霊のようにふらふらと高座に上がる場面で、その姿に大笑いする観客を眺める時の板尾の目に何を見出すか、ということなんだと思ってる。

個人的には殺意。最近『火花』(板尾監督版)を観てほぼ確信しましたが、復員兵板尾はこんなボロボロの自分を見て笑う客たちになにか芸人として生き直す希望を見つけたのではなく、ただ彼らがどうしようもなく憎くなった。

で、こう考えてみるとこれは不条理劇ではあるけれどもわけがわからないという類の物語ではなくて、一本筋の通った物語としてわりとスッキリ理解できます。つまり、オープニングを見れば誰でも分かるようにそのまんま復員兵の寓話というわけです。

板尾が高座で披露する芸(?)といえば日本刀を振り回すとかツルハシで穴を掘ろうとするぐらいでしかない。言うまでもなく前線兵士のパロディですが、それは板尾がトラウマ的な戦場経験を客前で再現することでもあった。自分の過酷な経験を理解してもらいたかったのかもしれない。しかし客はそれを見て笑うだけ。板尾は薄ら笑いは浮かべているけれども少しも笑ったりはしない。

板尾が遊女と穴を掘るのは何故か、その先にタイムトラベラーのドクター中松がいるのは何故か。これは板尾と浅野忠信が命を削りながら(どこだか知りませんが)地下壕を掘らされていたからでしょう。敗色濃厚な戦況にあってひたすら地下壕を掘り洞窟戦を戦うことの(勝利に与するという意味では)無意味を兵士はどのように自分に納得させられるのか、と考えるとそれは掘った先に未来への出口があると思い込むことだったのではないか。

ドクター中松はともかく、板尾だけではなく身売りされた遊女も一緒に穴を掘るというのもそう思えば腑に落ちるところです。彼女は穴を掘る前に泣いていた。その境遇から抜け出したかったから穴を掘るわけです。

ではなぜ粗忽長屋をモチーフにしたのか。一つは終戦直後の混乱、死んだと思った身内がひょっこり帰ってきた、という時代の曖昧さの表現として。もう一つは過酷な戦争体験で大岡昇平の如くPTSDの様相を呈した復員兵の生きているが生の実感がない、今も戦場にいるようで半分は死んだような気がしている、という精神状態を表現するため。
この二点から例の「するってぇと、俺はいったい誰なんだ?」を解釈すると、板尾と浅野が二人揃って高座を後にするところでこの台詞が語られることに必然性が出てくるわけです。

戦場で自分の中の何かが死んでしまった二人かもしくは一人の兵士が、一時は高座に居場所を見出したかに見えたが、そこは彼(ら)の居場所ではなかった。彼らに帰る場所は残されていなかった。彼らを理解する人間もいなかった。だから新しい生を歩むこともできなかった。そして彼らは町を去った。
寄席の虐殺が現実かどうかは定かではないし、そもそも毎夜満月の昇る町が実在するのかどうかもわからない。もしかするとすべて地下壕の中で板尾か浅野が見た夢でしかなかったのかもしれない。しかし寓話なので重要なのは現実かどうかではなく、その情念と悲哀なんでしょう。

板尾の長女がこの映画の公開される二年前(ということは撮影はそのすぐ後だ)に亡くなっている、ということは前提知識としてもう少し知られても良い。そのことがこの映画の輪郭を形作っているように思えたので。
ゆう

ゆうの感想・評価

1.6
フリーダムさがえげつない。難解というか、そもそも「解」があるのかが謎だわ。自分なりの解釈を求めようにも、それに思考を費やす程の魅力が、映像やストーリーに感じられなかった。
石原さとみの濡れ場は良かったけど。

このレビューはネタバレを含みます

なんか、よく分からない映画。なんでラストはああなるの?

ちょっと感想はしづらい。あまりオススメではない映画。

ザン

ザンの感想・評価

3.4
たとえ同じ所にアザがあったとしても板尾と浅野じゃ顔が違いすぎるだろ。みんな早よ気付け。キャスティングはなかなか豪華だったが、前田吟の芸達者ぶりが際立っていた。トンネルの先にもタイムトラベラー中松!
ヒルコ

ヒルコの感想・評価

2.4
例えばこれが、夢だとすると誰の見ている夢なのかということになるわけで、普通に考えると板尾なんだろうけどそれだとあんまり面白くないので、じゃあ浅野にしようかな。彼らにとって、笑いながら死ぬということは、見てきた戦場からすると、最上のものなのだと思う。現実パートがあるとすると、ラストの2秒のみ。ツルハシで掘り進めた穴は開通してしまったわけで、板尾が今後出てくることはないだろう。でも何だろう、面白いなあと思ったわけでもないのに、何かよくわからない才能のようなものを感じたりするわたしがいます。
abekoh

abekohの感想・評価

3.2
評価低めだけど俺は好き。トラディショナルな画作りに粗忽長屋の板尾流解釈含め、ブラックユーモア利いてる。
かわぐ

かわぐの感想・評価

2.0
板尾創路監督作品.最近落語がマイブームなのだけれども意図せず手に取ったこの映画が噺家の話で運命めいたものを感じたような気がした.気がしたけど残念ながら面白くはなかった.一体この映画はなにを伝えたかったのだろう.戦時中とはいえあざだけの共通点で 浅野忠信と板尾創路を見間違えるなんてことあるか.石原さとみがうさぎを求めていたからこんなことが起きたのだろうけど幻影をみた石原さとみは可愛そうだな.いやしかし望んだといえば望んだのだろうけど.板尾が石原さとみとの濡れ場やりたかっただけ説も有力.古典落語「粗忽長屋」を元にしているとのことだが雰囲気が違いすぎる.ラストのぶっ放すシーンも映像としては魅せているけど通してよくわからないものになってしまっていた.
ラストの余韻がすごいな。

退屈極まりない話なのに丸め込まれた感じ。

こんな映画は手に負えない。
>|