このレビューはネタバレを含みます
三島由紀夫がギリシャ悲劇を引き合いに出して絶賛するのも納得の傑作。
ザ・義理人情の任侠映画といよりは、ヤクザ組織で絡めとられる男たちの悲哀の物語だった。鶴田が一歩引いたせいでごたごたが起きるのはいつ…
仁義を通せば通すほど追い詰められ、本当に守りたい大事な人間が死んでいく容赦のない笠原脚本が素晴らしい。
山下耕作も見事な画面で応えている。
若山富三郎が行方をくらました後、藤純子の背中につつーっと寄…
鶴田浩二の任侠映画は基本能書きばっか垂れてかったるいので苦手だったが,今作は最後に暴れたうえに憎たらしい金子信雄をぶっ殺してくれるので最高だった。笠原和夫が脚本だから仁義なき戦いのプロトタイプって感…
>>続きを読む観てると自分を熱くさせるものがある。世界サブカルチャー史でも出てきていたが、当時の任侠映画への熱狂に思いを馳せたり。今観てもぐっとくるしおもしろい。正直任侠ものの筋を通すとか自分が破滅しようともやる…
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