冒頭、ホームレスの老人を中学生が襲う。その中学生の家に乗り込み、自首をするよう脅し、殴りつける。それだけで、我妻が警察の倫理を外れた人物だと分かる。
薬の売人が殺され、我妻はその真相を追っていく…
北野武作品初鑑賞
そういう終わり方か〜。
めちゃくちゃ面白かった。暴力描写の呆気なさとかドライに人が死んでいく感じがかっこいい。
特に最後の襲撃シーンの冷たい銃声の緊張感とあまりにそっけない…
暴力の後がリアルなんだよな…殴った拳を拭ったり、ナイフ握った手が硬直するのとか……死が突然起きるのがエエわ
終盤とにかく良い
薬中になった妹を見る眼、妹も殺すやろなあ……妹を射殺する時の比率黄金比…
ビートたけしさんが暴力を描くと怖いんですよね。もしくはコミカルに描くか。
たけしさん自体が武闘派だったというのもあるんでしょうけど、それを武勇伝に自らはしていないし、映画でも暴力をかっこよくは描いて…
暴力に取り憑かれた刑事・我妻と麻薬組織との壮絶な戦いを描くバイオレンス・コメディ。
監督は『戦場のメリークリスマス』『夜叉』(共に出演)の、後の巨匠・北野武。また、主人公・我妻諒介を自ら演じている…