日陽はしづかに発酵し…の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『日陽はしづかに発酵し…』に投稿された感想・評価

ソクーロフ監督の日本初公開作品(1995年にパンドラが配給)。「ストーカー」(1979)の原作者として知られるストルガツキー兄弟のSF小説『世界消滅十億年前』(1977)の映画化。原題(英訳)は「T…

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傑作。
砂埃をかぶったような、燻んだ黄色のフィルムに映し出される幻想的で退廃的な世界観。
力強く、美しく、圧倒的。
唯一無二ってのはこういう作品のことを指す。

ストルガツキー兄弟原作の『世界消滅十億年前』の映画化で、原作者も協力している。でも、提示される謎は解明されることはない。まだ同じ原作者の『ストーカー』の方がすっきりしており、没入できた。
冒頭から謎…

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3.6

何とも不条理な、高熱にうなされて見る夢のようなシーンが続く。黄色い画面や歪んだレンズを通したかのようなカットが幻想的で、現実と幻想の境目が溶けていく。ストーリーを追うのではなく、幻想的なフィルムの世…

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XA12
3.1

エルミタージュ幻想と太陽しか観てないけど、これがソクーロフの真骨頂らしく鑑賞。
アレクセイ・ゲルマンってまだ分かりやすかったんだなぁ。
ちなみに神々のたそがれとストーカーとこの作品の原作者はストルガ…

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sonozy
4.0

まずこの気になる邦題『日陽はしづかに発酵し』。
“日陽(ひびと読むらしい)”に、“しずか”でなく“しづか”(旧仮名づかい?)に、“発酵し”ですよ。
意味はよく分かりませんが、本作の視聴体験に合ってい…

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RIO
3.9

中央アジア ウラン採掘坑跡地トルクメニスタン
医師マリャーノフは自然破壊や独裁者の強制移住と差別によって僻地に追いやられた人々の大半は死んでしまった現実と向き合う

フィルムが焼けて溶けそうな黄色い…

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3.9

エビinゼリー

トルクメニスタンに赴任して来たロシア人医師は本業の傍らで研究論文を執筆中。
頑張ってお仕事してるのに、災難がいっぱい降り掛かかるのなぁぜなぁぜ?な話。

閉鎖的な環境下での不条理劇…

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reina
3.7

象徴主義的で簡単にはよくわからないところがなんだかタルコフスキーっぽいなと感じたけど、私のロシア映画の解像度が低いのかな?(確かにロシア圏の映画はあまり観ていない)

ところどころ本質的な問いや会話…

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一
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空からその土地にやってくる
人々の目線
浮遊感、感覚的なショット
死の匂い

さすがに寝てしまったが、ソクーロフの時間はそのまま流れる

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