「動くな、死ね、甦れ」に続き2回目の15年ぶりの鑑賞。
少し大人になった二人。子供のころのドタバタや屈託のなさはなくなり,ワレルカはイキっている。ガリーヤの妹は多分そのまんま。
姉のガリーヤの子…
初めはエイゼンシュテインのモンタージュ理論に喧嘩売ってるのかってくらいショットが全て鮮烈でエグかった。
美しさも醜さもいやらしさも汚らしさも剥き出しで、ブルーハーツの歌詞かよってくらいただそこに蠢い…
☆本作、カネフスキートリロジー三作品のうち前の二作から間が空いた分、乗れるかどうか心配だったのですが、杞憂も杞憂、大杞憂でした!
☆軍隊の行進も停車場のレイアウトも集合住宅前の中庭っぽい場所(前作で…
長らく権利がバラバラだったヴィターリー・カネフスキーの3部作が、ようやくまた劇場で公開。今年一番嬉しかったリバイバル特集だ。
『動くな〜』は何度も観ていておそらく人生ベスト50には入ってる作品だけ…
起承転結の承がずっと続いてるみたいな構造
死が生活の中に当たり前に存在してるから生のエネルギーがこんなにも立ち上っているようにみえるのか
全編に漂う靄も含めてすべてが運動体となって画面の中でうごめい…
またしても、ワレルカ、わかってない
前作を観ているとき、演技であることを忘れてワレルカとガリーヤが実在の人間だと思うほど入り込んでいたので、今作でディナーラ・ドルカーロワが登場した瞬間は、ガリーヤ…
前作『動くな、死ね、甦れ!』で12歳だったワレルカは15歳になっている。スターリン像が睥睨する町、人々は汚穢と猥雑の中で生き、子供だったワレルカは思春期の少年になって町を出る。前作でワレルカに寄り添…
>>続きを読む前作を観たのがかなり前のことだったので、あのラストで死んだのがワーリャの姉であることに気づくのに時間がかかった。
カラーになったことでより抒情的な印象になったが、立ち込める黒い霧、白い雪、泥の白黒が…