我は海の子の作品情報・感想・評価

「我は海の子」に投稿された感想・評価

No.104[超過激な労働礼賛な気もするが…] 80点

キプリングの同名小説の映画化でトレイシーの初期出世作。彼がオスカーを受賞した際名前が"ディック・トレイシー"となっていたらしい。失礼な話だ。

小生意気なボンボンのクソガキが客船から海に落ちて漁師に拾われて労働を通して本当の"男"になるという社会主義的な労働礼賛もの。児童小説にしては中々過激な内容だが、子どもたちは"家族愛の話"と勝手に読み替えてくれるだろうと期待している。それにしても、海や船の描写はこの時代ではハリウッドが群を抜いて優れているし、トレイシーも名前を売るには超いい役で面白かった。「戦艦バウンティ号の叛乱」の時も思ったけど、船とか海の描写ってやっぱり予算の違いが如実に表れるね。

ラストの解決策はなんか微妙な感じもするけど、丸く収めたかったのかしらね。
犬

犬の感想・評価

4.0
疫病神

裕福な家の息子ハーヴェイ
父親たちと行った旅行で客船から誤って落下
その後、漁船に拾われるが....

生意気なお坊っちゃまの扱い方

ハーヴェイがたくましくなってる
もう完全に海の男ですね

漁師たちと生意気なガキとの交流

なんか本当の親子みたい
自然に触れるって大事ですね

オープニングの波の感じ好き

アドベンチャー感、漁のバトルもあり

スペンサー・トレイシーも印象的ですが、なんと言っても子役の子がスゴい
喜怒哀楽が見事に表現されてた
yadakor

yadakorの感想・評価

4.0
この子役は掛け値無しにすごい、こいつのおかげでこの映画めちゃくちゃ面白くなってる
実際そんな上手くいかねえよとも思うけど、この時代特有のスッキリしたつくりもむしろ好き
海の男の服とハットが非常にカッコいい
154

154の感想・評価

4.2
2018/2/10

以前ジャケ買いしたDVD。これはアタリ!しみじみと、あ〜名作だ..と思わせられた映画だった。
甘やかされて育った金持ち息子のハーヴェイ君。ある日の旅行中にうっかり船から転落してしまい、通りがかった漁船に拾われる。港に帰れるまでの3ヶ月間、潮臭く男臭く荒々しい漁師達の漁船の中で揉まれ続けるうちにワガママ放題だったハーヴェイ君はたくましく成長していくのだった、、という話。

この映画を機に、息子のいるお父さんは息子との関係を見つめなおしてみるといいかもしれない。
息子を気にかけているつもりで息子と話す時間はあっただろうか?とかさ...
船の中で出会ったある漁師はパパよりずっと貧しくて下品なのに、なぜか心惹かれてしまう..友情のような親子関係のような、この2人の絆に泣かせられるんだな〜..

僕は現実でもこういう子供が主人公の作品でも、子供のことを無条件に可愛い!と思えることって正直あまりないんだけど、このハーヴェイ君は、、、いや〜可愛いかった。最初の方に彼のヒネクレっぷりを見せつけられていたから、周りに心を開いていく過程が余計に愛おしく感じる。

良い人しか出てこないし内容も心洗われるような道徳的な作品なので、子供と観るのもオススメ。
クラシック映画のお勉強!『風と共に去りぬ』『オズの魔法使』の監督ヴィクター・フレミングの作品。

金持ちの生意気な少年ハーヴェイ。航海中に船から転落したところを漁師のマニュエルに救われ、しばらく漁船で過ごすことになるがそこでもワガママし放題。しかし、マニュエルはじめ男気に熱く海でたくましく生きる漁師たちの姿を垣間見るうちに、彼の心にも変化が訪れ始める。

なぜもっと早く鑑賞していなかったのか自分が恥ずかしくなるくらいの傑作でした。観ている方はかなり少ないようですが、クラシック映画の中でもトップクラスで観やすく、心温まる一本。
スペンサー・トレイシー、ライオネル・バリモア、メルヴィン・ダグラスという1930年代以降を代表する名優3人が珠玉の演技を見せてくれています。他の方も書いていらっしゃいましたが、スペンサー・トレイシーとメルヴィン・ダグラスそれぞれの最高傑作なのではないでしょうか。特に本作でオスカーを獲得したトレイシー扮するマニュエルの人情味溢れる姿が絶妙...!!下手にハーヴェイを子供扱いしすぎず、1人の男として接していくのですが、その背中のかっこよさと言ったら...。どうしようもない問題児のハーヴェイがみるみるうちに素直な少年に変わっていくのもうなずけます。子役のバーソロミューくんも涙を流す演技がリアルそのもの、真に迫る熱演でした。

自分が過ごしてきた世界と対極の場所に行って初めて、人は自分が置かれていた環境を理解できるもの。何もかも恵まれて育ったハーヴェイにとって、海の上の暮らしは過酷そのものだけどその分誰にも教えてもらえなかった大切なことを学んでゆく。
だからこそあの結末はもう涙が止まらなかったです。失った時間はもう戻らないということをハーヴェイ自身も、そしてメルヴィン・ダグラス扮する彼の父親も実感する。でも、これから時間を作ることはいくらでもできる。あのラストシーン、メルヴィンの演技も合まって最高でした。

古い映画はシンプルだからこそ、とにかく胸に響きますね。白黒映画なのに海のシーンがとても美しくて心癒されました。子供から大人までおすすめ!
是非父の日に、父親はお子さんと見て欲しい作品。

スペンサー・トレイシーというとヘップバーンとの共演作やスタンリー・クレイマー作品の方が有名だろうけど、これが最高傑作と呼んでも過言ではないと思う。

超ナマイキな金持ちの息子フレディ・バーソロミュー(You're firedなんて言っちゃうし、トランプかキミは)が航海中に海に転落。

偶然、漁師のスペンサー・トレイシーに拾われ、そこからバーソロミュー君の成長物語がはじまる。

父親役のメルヴィン・ダグラスも素晴らしい(頼む!父さんだって孤独なんだ。の台詞が凄い)。

何度見てもラストシーンに泣かされる。少年の目にキラッと光る涙、ギュッと握る手、父と子の談笑に思わず涙がながれた。
真子

真子の感想・評価

4.2
思っていたよりも古くて驚いた
親子の関係、出逢いによって成長させられる子供
隠れてちゃいけない名作。マニュエルが歌を聞かせてあげるところは、深層に染みたのか子供が本当に泣いてる。