このレビューはネタバレを含みます
老紳士と処女の共犯的な関係が見事に表現されていた。
マチューは紳士的な接近を試みるも最後にはただの女を欲してしまう。それに気づいた瞬間コンチータはただの愛人にされる恐れを抱き拒否し、マチューを愚弄…
全おぢ必見、これを見ておけば第二第三のりりちゃん事件を阻むことが出来る、と言いたいところだがそれでも引っこ抜かれるのがおぢの悲しき性。だいたいどうして娘ほど歳の離れた相手を愛し自分と同じ強度の愛が返…
>>続きを読む初老の男が18歳という生娘に一目惚れしてからが地獄の始まり😆
正にファムファタール。
意味は男性にとって運命の相手、赤い糸。
対して女性は男を破滅させる。怖っ。
私は何もいらない、少しのお金と小さな…
セックスさせてもらえない話を乗り合わせた乗客に聞かせるっていう…ブニュエルの洗練された流れが心地よい。人の移動とカメラの動き。流暢すぎて気を抜くと置いていかれそうになるぐらい。ちょうど今日見てたスク…
>>続きを読むピエール・ルイス「女と人形」をジャン=クロード・カリエールとブニュエルが脚色、ブニュエルが監督した。本作が遺作。最後までシュールリアリズムであり、力が弱まることはなかった。
本作はセビリアを舞台にし…
性と愛の指向性は!というより題名のとおり欲望っていうもののハナシ。曖昧なのはなんだ、曖昧にさせるのはなんだっていうハナシ。ジジイが女に捕らわれ地盤消失するかと思ったらなんだか女が追いかけてきて何?っ…
>>続きを読む久しぶりのヨーロピアン映画〜💐
コンチータの小悪魔っぷりがたまんねえ。
あと、服が可愛い。。
ヨーロッパ映画の、他の国の映画ならもっと残酷に悲劇的になるはずのシーンが、軽やかに流れるように描かれてる…
このレビューはネタバレを含みます
欲望のあいまいな対象。二人一役で演じられるコンチータは実にあいまいな存在だ。「若くて美しい女性」という記号に欲望を向けるマチューにとって、キャロル・ブーケであろうと、アンヘラ・モリーナであろうとどち…
>>続きを読むルイス・ブニュエル監督『欲望のあいまいな対象』(1977)
極上のファム・ファタールー
と言えるほど、コンチータの幻惑性が凄まじい。。テロという決定的な終わりである"死"を想起させる事態と、全く…
【手にはロザリオ、スカートには悪魔】
ルイス・ブニュエル監督の遺作となった1977年の作品
〈あらすじ〉
ブルジョワの老紳士マチューは、若くて美しい小間使いコンチータに夢中になる。が、コンチータ…