ブルジョワジーの秘かな愉しみの作品情報・感想・評価

「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」に投稿された感想・評価

moon

moonの感想・評価

3.5
気取った食事会を開くも、次から次へとトラブルが起こりなかなか落ち着いて食事ができないブルジョワジー達。セックスしようとしても邪魔が入り、しまいには眠りについても悪夢を見る始末。富裕層の3大欲求をこれでもかと邪魔しまくるブニュエルのいじわる映画だった

偶然居合わせた人が夢の話をしたり、ブルジョワジー達もとにかく悪夢を見まくるので夢描写が多く、その分夢オチも多いので途中からあの大きな屋敷もワイン・ドレス・身分・金・薬、全てが夢なんじゃないかと思えてきた笑

舞台の幕が開くあの夢は最高
最早キャラクターは不条理を認知することをやめ、かつての物語の一要素は映画の構造そのものへと波及していった。
まいん

まいんの感想・評価

3.6
痛烈な皮肉ジョークが好きな私には最高!
やっぱり面白いなあ!ブニュエル

金だけはあって中身がなんにもなっていない人たちが欲を満たせなくて散々にされるこれって月曜から夜ふかしのマツコの横浜いじりとか港区いじりに似た感覚な気がする(笑)(見てない人すみません)

なんで大して人間的に面白くなくて実績もなくて金だけは有り余ってる奴に限ってこうなんだろうって何回も考えました
あとデルフィーヌセイリグの衣装だけ異常に可愛かった
犬

犬の感想・評価

3.6
6月14日

ブルジョワの紳士淑女が集う晩餐
しかし、レストランの奥では通夜が行われており、宴は仕切り直しとなった
その後も集まるたびに邪魔され、一同はどうしても食事にありつけない
これは悪夢なのか、それとも現実か……

なかなか難解

結構スゴい話でした

優雅だけど
皮肉的に描いてる

貧富の差ですね
男女の関係性もあり

警察、神父がスゴい

釈放理由が聞こえない笑
面白すぎて…怖いです
キリスト教と気取ったブルジョワを心ゆくまで弄んでおちょくってくれるブニュエル最高。
Ricola

Ricolaの感想・評価

3.3
何がなんだかよくわからなかった…。
しかしよくよく考えると実はとても単純な映画なのかもしれない。

ブルジョワの人々がなかなかみんなで食事にありつけないという話で、とても皮肉的。

現実と非現実を混同しすぎてどれが現実かどうか判断する余地がなかった。
もしかしたらそれが監督の目的だったのかもしれない。

内容がわかった上で、もう一度時間をあけて見直してみたい。
MinKFJ

MinKFJの感想・評価

4.5

タイトルからすると何やらインモラルな薫りがするが、いやいや全く以って滑稽な、いつまでもどこまでも食事する事が出来ないブルジョワ集団という『皆殺しの天使』と同じロジック只それだけのお話なんだが…

食事に招かれた訪問先は日にちの勘違い、行きつけの店はオーナーが変わっていただけでなくご不幸が。
そもそも神父さんが庭師になるのを懇願してきたり、30人からの部隊が突然邸宅に上がり込んできたり、常識外の連続で、それどころか、お茶もコーヒーも品切れ(ありえない)、やっとありつけると思ったら部隊は舞台(ありえない)、さらに夢オチからの夢オチ連発。
途中挿入される兵隊の亡霊話し、神父さんの家庭の事情、「ミランダ共和国」を敢えて南米の麻薬国家と間違えさせたり、
そしてやっぱ意味不明でなぜか圧倒的な一本道のラスト。Gメン75(昭和〜)みたいに横一列でもなく皆バラバラ。
映画1本分の美しくておっきな風刺画。
呆気にとられました。
呆然としました。
デルフィーヌ・セイリグやらビュル・オジェや美貌の女優達を贅沢に起用してます。
ブニュエルさんコレ何やってんですか映画1本分使ってブルジョワへの皮肉ですか一体何ですか、なんて言うのは野暮って事なんでしょうかね。
トータルまんまと見入ってしまう。
何故だかいつもブニュエルさんにはしてやられた感があります。歓迎*御一行様。
鈴渚

鈴渚の感想・評価

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ブルジョワ達はいつまでたっても食事にありつけない。セックスは妨害され、睡眠は悪夢によって中断され…まるで彼らの欲求を満たすことを禁じるかのような鋭い視線。そして目的もなく平坦で真っ直ぐな道をただ歩き続けるショットの皮肉
No.553
お金を払えばアカデミー賞は取れるらしい。世の中は金である。
あや

あやの感想・評価

4.0
6人のブルジョワたちがいつまでたっても食事にありつけないという話


けっこう好き。
友人を招いて食事会をしようとしても「あれ?今日食事する約束でしたっけ?」みたいに勘違いから始まり、その後もお食事しましょうという流れになっても"何かしら"が起き、結局全員揃って食事にありつけそうにないという、シンプルな話をブラックユーモア交えてブルジョワたちが阿保に見せる。

ブルジョワたちは食欲を抑えられるだけではなく、性欲も抑えられる。
セックスしようとすると不倫相手の旦那が訪問してきたり、招いていた客がやってきておあずけをくらう。
登場人物がベッドの上で目を覚ますシーンも3回くらい?挿入されているので、全体としてはどこからどこまでが夢なのかわからない話になっている。
唐突に入る、6人が広い道を歩いているシーンが関係あると思うんだけどどういう意味なんだろ。

虫がピアノの上にボトボト落ちてきたり、給仕している男性が肉を落としてそのままテーブルに載せるシュールさ、好き。
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