邦画最高点。
世の中みんな臭いものにフタを。開けるなんて無粋なことするな、って気持ちを開けちゃった作品。
監督のエゴというか偏屈さがいいね。いいよこれくらいやっちゃえよと私は思います。この気持ち悪さ…
映像が心に残る。鯛の目、徳利の雫、2人乗りの錆びれたブランコ。
男の子を育てた事はないけれど、男の嫉妬が空恐ろしい。
タケルの、兄を好いているけれども軽んじてる感じ。ヤンチャな弟をずっと心の中では…
人間の二面性とゆれ動く心理を普遍的に描いた傑作。
いくつもの対立軸がある。兄と弟。田舎と都会。自由と保守、有罪と無罪。
弟は自由で飄々としているようで、父親と叔父の仲裁をするふるまいをする。
兄…
ある日、吊り橋で起きた悲劇。これは事件なのか、事故なのか…
最初から最後までどんよりとした空気で物語が進んでいく。
オダギリジョーと香川照之が兄弟役なんて良いに決まってる。香川さんの演技には毎回度…
このレビューはネタバレを含みます
兄弟の絆を描いたとても素晴らしい作品。愛憎劇で橋がゆれ、落とした命から始まる立場のゆれ、真実のゆれ、心のゆれ、記憶のゆれ…、その「ゆれる」すべてが映像で巧みに描かれている。映像ひとつで何も言わずとも…
>>続きを読む名作は作品のレベルが違う
地元に残り堅実な性格で家族を守り続けている兄
東京に出て一躍する弟
そんな弟の帰郷をきっかけに思わぬ事件が起きる
たった一人の兄を慕う弟が、変わりゆく兄を前にゆれ続ける
…
(C)2006『ゆれる』製作委員会