路傍の石の作品情報・感想・評価

路傍の石1960年製作の映画)

製作国:

上映時間:104分

ジャンル:

3.5

『路傍の石』に投稿された感想・評価

最近観た『六條ゆきやま紬』と同様のヘルジャパン不条理ものであるが、今回も観ながらブチギレてきて、屋敷に放火してくれや、と思ってしまったが、最終、下駄箱で発狂シーンで、ある程度はスカッとさせられた

何がどうして3.4!?
良い作品だったよ。
今よりも、実力ではどうにもならない生まれと金の問題。自分より、成績の低い奴が進学して、悔しいだろうね。
借金が引かれるなんて、映画鬼畜のようだよ。でも、違…

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山本有三の原作を新藤兼人が脚色、久松静児が監督した。吾一の父親役に森繁。妻役に原節子。没落貴族の威厳を漂わせ、ノーユーモアの演技で作品を支えた。
3.8

子供間の格差。家に金がない。ロクデナシの父。愛情深いが力の無い母。主人公・吾一まわりのエピソードを丹念に重ね、上記の要素を針で刺すようにしみこませる。店と先生との応答の違いが悲しい。

吾一は石を蹴…

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koss
3.6

ほぼ原作通りの新藤兼人の脚本が庶民派久松静児にかかると、一挙に情緒が強くなる。貧乏人が似合わない原節子の哀感によってウェットさが増すが、貧富や階級を乗り越える立志編としての狙いが明らかになる。

原…

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一
-

それが子供だろうと社会は容赦なく個人の尊厳を傷つける。父親はクズ、中学への進学は諦めさせられ、奉公先の呉服屋では日々怒鳴られ叩かれ、そこの長男である元の同級生には主人・奉公人の立場でこきつかわれる。…

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Makiko
3.5

普通に仲良くしていた同級生たちが、身分が変わった瞬間にギスギスした関係になるのを見ていて辛かった。魯迅『故郷』の逆パターン。
ワイドスクリーン画面の端から端へ駆けていく吾一ちゃんの活力、嫌なことは嫌…

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あきちゃんがいねえあきちゃんはどうしたというから一体どんなやつがどんなわけで遅刻しているんだと見ていたら笑った、冒頭
(22)
俺も全財産1000円やけど貧乏に負けない

終わる30秒前くらいにフィルムが切れて5分くらい待たされる貴重な体験
@ ラピュタ阿佐ヶ谷
「昭和の銀幕に輝くヒロイン 原節子」

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