降旗監督にもこんな凡作があるのか。まあ、小林亜星さんが出ているぐらいだから内容は推して知るべしというところだ。いちおう任侠映画だが、ものすごく異色な任侠映画、という感じ。
簡単にあらすじ。
東竜会…
高倉健主演の任侠映画。
とは言ってもテーマはハートウォーミング。
かつて殺してしまった相手の娘さんを文通を通してサポートしている健さん。
娘さんを演じるのは若き日の池上希実子。
初々しいわ、美しいわ…
男の哀愁漂う健さんの東映ヤクザ映画集大成。ドンパチの時代は終わり、ヤクザもビジネスライクにショーバイする時代に付いていけてない感じが健さんの表情から読み取れた。殺した男の娘を正体を隠して支え続ける一…
>>続きを読む全篇を通して漂う悲哀感にスーツ姿の健さんが見事に馴染んでる。そこで終わるんかーいとか、解き明かして欲しい話の続きは山ほどあれど、それは健さんアップの余韻で我慢せいと言う事か。脇も皆渋くて健さんを盛り…
>>続きを読む任侠に生きる男が、背負った罪の清算と身の引き際を悩み悶える、あまりに悲観的で陰鬱な雰囲気に満ちている。
青いカーテンとランプ・グレーのカーペット・床に転がる電話とレモン。温もりの感じないマンションの…
@ 新世界東映観。
久方ぶり劇場観賞。
東映『健さん版足長おじさん』。
関西やくざ侵攻に伴う任侠活劇で健さん&降旗監督の鉄板だが出演陣と演出に異色風味が漂う。
シャガールとチャイコフスキーと小林亜星…
しっぶー!高倉健しっぶー!カッコイイー!こんな漢になりたい。渋い映像と、チャイコフスキーの優雅で力強いクラシックとのコントラストが絶妙で心地良さすら感じる。
──銭金じゃねんだよ、シャガールは良いな…