広島仁義 人質奪回作戦の作品情報・感想・評価・動画配信

「広島仁義 人質奪回作戦」に投稿された感想・評価

dope猫

dope猫の感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

やっぱりラストシーンがいい。
この監督には妙なロマンティシズムがある。
もみあげが特徴の70年代テイストのアキラ・コバヤシを除けば亡くなっている人ばかり登場しています。
思ったよりは豪快さは無く堅実な作りで、素朴なBGMも相俟ってどこか物悲しさが全編に漂っており、堅気になりたくてもなれないストーリーが展開。車の高回転のエンジン音で銃声を目立たなくして銃殺するシーンが割と印象的でしょうか。
お伝

お伝の感想・評価

3.0
ピシャーとした七三分けにオデコ〜鼻〜顎にかけての線がかっこいい小林旭。ダブルのスーツがめちゃくちゃ似合う小林旭。内容は金融がらみで友情が崩れる切ない話だったと思うけど、あまり印象に残りませんでした。バイオレンスも引き気味で見てる感じ。
深作欣二さんがもし、仁義なき戦いシリーズを撮らなかったら?ということで、他監督の仁義シリーズを観てみた。

無鉄砲なヤクザが経済ヤクザに変貌していく様を描く。

このあたりのテーマ性はサンクチュアリをはじめ後のヤクザ漫画にもよく引き継がれている。

脚本は面白いが、撮影とBGMが絶望的。

演技もBGMもクサいし、恐ろしくダサい。
怪しげでカッコいいメロディは鳴りをひそめ、悲しいときはギターで泣かせにくる。
単調で見ていられない。
抗争が起きても、カメラは三脚で遠くから眺めてるだけ。
仁義なき戦いシリーズの臨場感はどこへ・・・

仁義なき戦いシリーズのように、カメラが回転したり、ぐわんぐわん揺れたり、重いベースやトランペットが響き渡ることもない。

良く言えば監督の真面目さが伝わってくる。

だが、カットやBGMからエネルギーが全く伝ってこない。
職業的に真面目に撮っている。

オープニングの字幕も赤文字手書きから白字に明朝体。
これじゃダメだ。

実録映画の良さをこれでもかと潰している。

くさい、哀愁あふれるギターが前面に出てくるようなBGMに、原爆の惨禍を解説するようなナレーションも全ていらん!

余計なお世話。しゃらくせえわ!

深作欣二さんの類稀なセンスを再確認しました。
脚本や役者がいいだけに本当にもったいない。
一

一の感想・評価

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好き!『徳川女刑罰絵巻 牛裂きの刑』『女獄門帖 引き裂かれた尼僧』など東映エログロのカルト監督・牧口雄二の広島ヤクザもので、どんなもんかと思えば中島貞夫『暴力金脈』とも重なる総会ヤクザの話に。インテリ風の地井武男が爆弾を仕掛けられた車から脱出するシーン、ペッパー警部をBGMに片桐竜次のスケがシャブ打つシーン、松方弘樹&小林旭&室田日出男かつての兄弟分が東京で再会するシーン、相変わらずリンチされてる川谷拓三など、ほんのりスラップスティックで抜けていて、随所に湧き上がる謎の多幸感。かと思うと、松方がソードオフ・ショットガンを手にひとりで立ち向かう廃車工場でのクライマックス銃撃戦はニューシネマ風でウェットに締める。夏八木勲が拳銃を撃つ姿がめちゃめちゃキマっててステキ。
mh

mhの感想・評価

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同じく総会屋を扱った映画「暴力金脈」の主人公を演じたときの松方弘樹にはもっと色気(裏声)があったように思ったが、こちらはシリアスだけのバージョンであまり面白くない。
八年後に出所して無断で家に上がりこんでるのもどうかと思うが、再会してすぐにお茶入れるねーってのもどうなんだ?
話は微妙だが、鍋のシーンは良い。
小林旭は相変わらず小林旭で、小林旭摂取欲はだけ満たせた。
Kanae

Kanaeの感想・評価

4.5
どのシーンよりも、夏八木さんがかっこいいです。私にとってこの作品はそれ以上述べようがありません(笑)。
とにかくクライマックスは夏八木さんが主役です。すっごくかっこいいです。
というか、ひたすらかっこいいしか言っていない自分の語彙力のなさ…「かっこいい」の他に何かいい単語があったらだれか教えてください。
まゆ

まゆの感想・評価

3.7
近代的なやくざへと舵を切る役が異常に似合う小林旭。かっこいい。
三樹夫

三樹夫の感想・評価

3.6
もはやヤクザも取る取られるの時代じゃなくなって、経済ヤクザの時代に突入し生き残りをかけて貪り合うという、仁義なき戦いの後ぐらいが舞台となっている。
8年の刑期を終えて出てきて、ヤクザから足を洗う決心をした松方弘樹が主人公で、足を洗う理由は妻である中島ゆたかのためであるが、数少ない子分には頼りにされるためヤクザをきっぱりやめることに一抹の躊躇いがある。ここまでが冒頭の何分かで、ここまで観ていてヤクザをやめたいと思っているけど、仁義やらしがらみやらでやめることができないという感傷的な話になるのかと思っていたら、凡人の発想の上を行く東映映画なので、主人公がヤクザから足を洗って何をするのかというと総会屋で、しかも結構ノリノリで総会屋やってるという、それ足洗うといえるのか。松方弘樹が総会屋になるといえば暴力金脈があるが、あっちは総会屋で成り上がっていくアゲ感をぶちまける不良性感度ばつぐんのアナーキーさだったが、この映画は任侠映画的なリリカルさと、実録路線的なアナーキーさとをコンクリートミキサーにかけてぶちまけて、結局あまり噛み合わず中空飛行で終わる。

この映画の監督は牧口雄二で、牧口雄二の代表作といえば徳川女刑罰絵巻牛裂きの刑だが、実際には抒情的な演出を得意とし、牧口雄二の本質は引き裂かれた尼僧の雪のシーンにあると思う。この映画でも松方弘樹と小林旭との関係にそのリリカルさが発揮されている。松方弘樹の新居に小林旭が訪ねてきて、よっとお互い挨拶するシーンなどは、よっの少ないワードの中に複雑ないくつもの感情が込められており、切なさを刺激し観ていてリリカルな気持ちになる。他にも、今は総会屋の野良犬や、組織に入らん一匹狼は飢え死にするだけなど、日常生活で一度は言ってみたい台詞が有ったり、中島ゆたかが超絶美人など、部分部分で観れば良い映画なのだけれど、全体的には噛み合わせが良くないので、リリカルなトーンで統一するか、総会屋として成り上がっていくアゲ感で不良性感度を刺激するかのどちらかひとつでいっていたならと思う。
祝!DVD化ですね。去年どういう扱いかDVD化されてレンタルでも見かけてましたが、ようやく観ました。『仁義なき戦い 完結編』の小林旭視点をより詳しく描いたものですかね。小林旭は代理戦争と頂上決戦が最高にかっこよいです。
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