国立映画アーカイブの企画上映『1990年代日本映画――躍動する個の時代』にて鑑賞。
まだまだ同性愛に対する理解度も少なく、結婚という概念に対する多様性もまだまだ認められていない時代に、かなり攻めた…
ファーストショット、薬師丸ひろ子の顔面からもう強すぎる そしてラストの………
体裁のために偽装結婚したもののなんだかんだ惹かれてしまうが相手はそもそも恋愛対象が違うから絶対に愛してもらえることはない…
薬師丸ひろ子は角川アイドル時代が終わった後、豊川悦司は『愛していると言ってくれ』の前に当たる時代。薬師丸がアルコールに溺れるのは恐らく性欲の代替で、ゲイを好きになってしまった女性はその性欲をどうした…
>>続きを読むOPいきなりひろ子の鮮烈なクロースアップに始まり、山谷初男が仕切るぎこちないお見合いシーンのあと、井の頭公園駅前でトヨエツと別れたひろ子がその場に一人突っ立って泣き出す(その朝飼い犬が死んだのである…
>>続きを読むどれだけ酔っ払って帰っても冷淡なほど当然のように世話を焼いてくれるトヨエツ。その優しさには愛情が欠落している。おそらくは憐憫を言い換えたもの程度なら?それが悔しいと同時に依存している自分が受け入れら…
>>続きを読む薬師丸ひろ子の存在感がすごい際立っていた作品。
ファミレスのウェイトレスとの掛け合いも面白かったし、所々クスッと笑えるところがあって見てて飽きることは無かった。
この頃の邦画を劇場で見る機会は中…
スクリーンで初。薬師丸ひろ子が道路に寝転んでいる、トヨエツ歩いてくる、筒井道隆が車から出てくる、まるでその音に気づいたように薬師丸ひろ子が起き上がり振り返る。3人が同じ空間にいるカットを含んでいない…
>>続きを読むたぶん受け入れてもらえない。それでもいいから受け止めて欲しい。荒れた心と戦う女と、性的指向に閉じる男ふたり。宙に浮く三角形の愛は澱のように沈み、溜めて溜めて最後に爆発する。さまよいの果て帰る現実は重…
>>続きを読むアルコール依存症の薬師丸ひろ子と同性愛者の豊川悦司が結婚、豊川の相手の筒井道隆を交えた奇妙な関係を描き、人の幸せとは何かを問う作品。コメディタッチだが奥は深い。ただし、個人的にはあまり感情移入できな…
>>続きを読むあんまり期待しないで観たんですがなにこれメチャクチャおもしろい!キャラクターの造形の巧みさ、役者の上手さ、会話劇の面白さ、それを引き立てる編集の大胆不敵さ。そう、この映画は特に編集が上手いし凄い。行…
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