くちづけの作品情報・感想・評価

くちづけ1957年製作の映画)

製作国:

上映時間:74分

ジャンル:

3.9

「くちづけ」に投稿された感想・評価

NOOO000ooo

NOOO000oooの感想・評価

4.0
昭和なバイクに2ケツして排ガス全開で疾走するシーンはどうしたってローマの休日を彷彿とさせるし、到着した江ノ島東浜は、度々小津監督が描写する巨匠の愛した国道と垂直に街が広がる故に静かな表情の茅ヶ崎の海岸と比較して、海岸、国道と並行して街が広がる江ノ島〜鵠沼は海も街も賑やかで、海の中は芋洗い、ローラースケートあり、夜はバンドあり飲むとこいっぱいの今も変わらない夏の江ノ島ナイトに心が騒つく。日焼け慣れしてない野添ひとみの白い肌に痛々しい日焼けと(白黒のため想像)、潮とシャンプーが混じった匂いが画面越しで漂ってきそうな身も心も火照った夏の夜には恋も生まれるってものなのだ。。。後に夫婦になるという2人もいいんだけど、若尾文子で見たかったのが本音。
2年ぶり
思い出を切り取る時 僕を優しくさせる 正体不明の光 思い出を切り取る時 僕を嬉しくさせるのはあの時と同じ匂い
あ

あの感想・評価

3.9
出会い方が面白い。
ストーリーはベタで現代でもありそうなんだけど現代のものよりも恥ずかしくなく見れる不思議さ。

役者陣がセリフの時にうごいて絶妙な位置に顔が映るように演出されてるのだが、今の時代にあそこまで動かすとどうなるのかが気になる。

バイクのシーンが寝ても覚めてもだった。
ve

veの感想・評価

4.5
ひたすらに走り回る姿が眩しい。相変わらずアウトロー坊ちゃんな川口浩。母親に甘えるのも良いな。野添ひとみはキュートで最高。無邪気な振る舞いでベタついても許せちゃう。いつも即決する2人、素晴らしいよ。
傑作!
直線的にテキパキと動く役者陣。その運動によって画面内のアクション性を途切れさせない。
なのでカットを割らずとも映像のリズムが”速く”全く退屈することがない。
監督が緻密に計算し俳優の動きを指示していたことが伺える。

ある意味動物的恋愛模様ではあるがそれは健全で生命力に溢れているとも言い換えられる。
そんな若者を見守る母親の強かさも素晴らしい。

これが初監督作品なのだから改めて増村保造の恐ろしさを知ることになった。
増村保造の初監督作品。恵まれない境遇にある若い男女が出会うことで、互いに惹かれていくラブロマンスだ。
父親が選挙違反で刑務所に収監されていて保釈金が必要な川口浩は、面会の帰りに同じく父親が収監されている野添ひとみに金を貸したことで、彼女に一日付き合うことになり、競輪で得た小遣いでオートバイに乗って江ノ島まで海水浴に行く。
そこでふたりは意気投合するが、野添ひとみは積極的に関係を深めようとキスをせがむのに、ひねくれた川口浩は彼女に応じることができず、女の子を置いて自分だけ帰ってしまう。
川口が演じる男の自分を上手く表現できないぶっきらぼうさが愛らしく、また野添も彼の中にある優しさや孤独の欠片を見付けて、そこに共感していく過程がリズム良く連なっており、短い映画だが驚くほど物語世界に引き込まれる。
同じ境遇の男女が惹かれていくという話は、いまだに多く作られているが、ありきたりな題材を扱っていながら、本作は恋愛ものとしてストレートに人の心を打つ作品に仕上がっており、増村はいきなりホームランバッターであることを見せつけている。
大映・増村保造は腰を据えた正統派ができるからこそ、強烈な領域に踏み入っても作品が落ち着きを失わなかったことがわかる。古今東西のただ過激ぶりっ子をしたい奴らとは、土台からして違うのである。
面白いのは、恋敵に食って掛かって顔面を殴られた主人公が、「アイツのパンチは相当なもんだぜ」という負け惜しみの台詞を言うのだけど、後でコイツが裸でバーベルを持ち上げているシーンがあり、普段から身体を鍛えている描写が入ることで、パンチ力が強かった理由が観客に説明されるところ。大映作品は律儀にセリフの整合性をとるのが特徴で、然程重要ではない部分にも気を使ったものが多くて好き。
Kunihiro

Kunihiroの感想・評価

3.5
野添ひとみさんのプロモーション映画。本当に可愛いらしかった。
これがデビュー作とはやはり増村監督は天才。
瑞々しい雰囲気ながら既に増村節を感じる。
ロードムービーかのようなバイクでのシーンは最高に青春。水着のままホテルのラウンジやスケート...今より楽しそうで羨ましいビーチデート。

川口浩のクタクタのワイシャツ加減、キマり過ぎずに程よい抜け感が出て良いんだよなあ...
役柄も川口浩の魅せ方を完全に分かってて倍増しで二枚目に見えた。
女じゃなく男のああいう雰囲気の雨のシーンって珍しい。が、めちゃくちゃ美しかった。
川口浩がピアノを奏でる反則技も。
野添ひとみの唄と相性ピッタリって感じ。

自分を抵当に入れる、っていう発想には脱帽。

「くちづけ」シーンがやけにロマンチックだと思ってたら、この頃はもうお付き合いされてるんですね。母親役も実母!リアリティで二度楽しめる。
一

一の感想・評価

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留置所で始まって留置所で終わる、こんなにせっかちでがめつい恋愛映画があるのか。「どうして愛してるって言ってくださらないの」「好きだよ、大好きだよ」にひたすら突進。素晴らしい。
あらき

あらきの感想・評価

4.0
監督デビュー作でこれだけスタンダード活かせてるのすごい。あと街並みがイタリアみたいに撮られているのが面白かった
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