交差するエスカレーターですれ違う男女が同じレールに収斂するファーストショットにどことなく濱口竜介を感じた。川に浮かぶ死体の役を演じることになるシャオカン。前作までにも死を連想させる水のモチーフは散り…
>>続きを読む初期三部作③
ちょっと色々理解に苦しむ展開で消化できずにいる。
結局シャオカンそちら方面なのに始めの女友達との激しい絡みは一体...。
そしてハッテン場での相手が父親だったという世にも恐ろしい鉢合…
蔡明亮監督の他の作品に比べて、遥かに動きが多く、分かりやすいストーリーもあって、一番楽しく鑑賞できた。
バイク事故で首を痛めた男の話。年齢設定もイマイチ分からないが、親と一緒に暮らしているところを…
「愛情萬歳」は公開時に、六本木WAVEの地下にあったシネ・ヴィヴァンで観たのですが、この「河」はチラッと内容を耳にしていて、ずっと気になっていた作品。やっと観ることができました。かなり大好きなタイプ…
>>続きを読むえ、え、なにこれーーー
最初は夏っぽい雰囲気が素敵〜女の子の服かわい〜とか思ってヘラヘラ見てたら、不穏だし、絶望もあるし、と思ったらたまに笑えるシーンあるし、エロいし、悲しいしで、なんだこの映画。完…
首痛演技がすごい。鑑賞中に自分の首も少し傾いてきた
暗くてじめじめしているようなトーンの中にときおり可笑しさが混じるのがクセになる。よく理解できなかった部分もあったけど見入ってしまう映画だった。お…
<現代家族の孤独と彷徨>
勢いよく流れる川ではなく暗くよどんだ河、その異臭が漂ってくるような映画である。家族とは名ばかりで、両親は互いに会話するでもなく、父と息子は働く意欲もなくブラブラしていて、…
首が座らなくなり幼稚退行していくシャオカンは神経症的に首を戻そうとするが、その意図とは裏腹に体は父を求める。最初は滑稽に見える、幾つものモチーフがどんどん悲しみを帯びていく、しっとりとしたグルーブ感…
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