この映画はたくさんの沈黙の中にたくさんの葛藤がある。そしてそのどのシーンも美しい。
色んな風景を通り過ぎて、たどり着いた嫁ぎ先の田舎でずっと彼女が疑問に思っていたことを彼に尋ねるシーンが好き。胸が…
とてもスローで静かで詩的な映画
皆さんが言ってる谷崎潤一郎の陰翳礼讃読みたすぎる、、、
小津安二郎を彷彿とさせる画角
なんだか話の内容というよりもその綺麗な映像を映したいっていう想いが強い気がす…
このレビューはネタバレを含みます
「なんで死んだん。」その問いは光のように
屈折して手をすり抜ける。
ゆみ子は、その「なぜか」を噛みしめ、のどにひっかけながら生きていくしかなかった。
けれど、郁夫にとって死は、お腹がすいてご飯を食べ…
筆者が本作の構図と色彩に圧倒されたのは、本作の終盤の、ある一シーンである。傷心に駆られたゆみ子が外に佇んでいると、ゆみ子が住む村で死者が出たのであろう。その死者を弔う葬列の一行が、小雪が降る中、彼…
>>続きを読む基本真っ黒な喪服のような服を着ている江角さんだけど、アンゲロプロスさながらの美ショットを駆けていく子供たちのシーンを経て、柔らかな色彩を纏う。力強く掃除をしたり、動きにも躍動感が出ていく。(そのシー…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
見よう見ようってずっと思っててやっと見れた!
なんかこの時の浅野忠信って真意が掴めなくてフラフラしててすぐ死んじゃいそうな役が合いすぎてる
形見が盗んだチャリンコの鍵ってのもいい
鈴つけてるのうまい…
このレビューはネタバレを含みます
人は自殺する。特別な理由があるわけでもない。それは海の向こうの「幻の光」に誘われるようなものなのだ。
「異邦人」的なおなじみの主題ではあるが、その主題が表現とも共鳴しているように見える。
ロン…
どこか見覚えのある街並みと思いながら観ていて途中で能登と気づいた。すごく美しくてそれと同時にせつなくもなった。
生活と風景を映像で繋いだような作品で映画を観ているというより日常生活、生活と風景を眺…