国家公務員でない分やりたい放題という、事件文屋のハードボイルドな美学設定が、いまとなっては物見高い。
前半の長門裕之パートはカットつなぎが流麗でスピーディ、後半の小高雄二パートではやや失速する代わり…
1960年鈴木清順監督、峰重義監督。
大胆な省略やスピーディなリズムは、50年代のアメリカB級映画の典型であり、清順がリアルタイムのハリウッド映画を意識していたことが分かる作品でもある。
近頃の映画…
このレビューはネタバレを含みます
1960年公開の鈴木清順監督による日活白黒映画で、長門裕之と小高裕二が主演のハードボイルドなタッチの新聞記者を主役に据えたアクションもの。
小高裕二は二枚目すぎて面白みに欠けるが、長門裕之がスクー…