『晩春』ほど紀子が極端に結婚を拒絶していなかったり、父娘だけでない家族それぞれの人物が丁寧に描かれているのでの当時の家族の話として結構観やすかった。
他の小津安二郎の作品にも当てはまりそうだけど、…
もう小津見るのも3つ目なので慣れてきて楽しんでみれた。とくにケーキ振る舞いながら痩せ我慢するシーンと女友達同士で既婚未婚別れて口喧嘩するシーンが可愛く可笑しく好き。この家みたいに、若い女は同年代2人…
>>続きを読むなんかちょっと不思議な話だなあ。兄の不在とか縁談の急転とか。シスターフッドっぽさもある。40にもなってぶらぶらしている男より子供がいる男の方が信頼できるって話は、現代でも耳にするような気がする。
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小津安二郎10本目。
「晩春II」みたいな作品だった。『晩春』よりも家族の規模を大きくしたので描かなくてはならないことが増えて散らかった印象でゆったりとした気持ち良さは失われているけど、要所要所にコ…
縁と月日は末を待てっていう話。
先に「東京物語」「晩春」を鑑賞していたので、笠智衆が兄役になっているのには違和感しかなかった。
それでもやっぱり紀子の何を考えてるかわからない怖さと、現状に満足出…
28歳でまだお嫁に行ってない紀子のことを家族みんなが心配している、笑いもあり、ほっこりする小津映画。
未婚同士の友達で、お嫁に行った学生時代の友達が離れていくね、て寂しがったり、
自分一人で大き…
麦秋ということばを声に出すと、まるで間違っているかのように感じるのが興味深い。ことばから受けとる印象と、実際にこのことばに濁音が入っているという事実が上手く調和しないことによるものだろう。漢字の表意…
>>続きを読む紀子三部作、ニ作品目。結婚適齢期の紀子のお話。28歳で売れ残りと言われ、30歳を過ぎても働いてる女性がまだ少なかった時代。現代の人がこの時代行ったら肩身狭いやろうな。私も含め。
選べる立場にないとし…
今とは価値観が全然違う時代なので、アウトだったり共感できない表現があることを踏まえつつ。
娘(妹)が嫁に行くまでの淡々とした物語なのに、すごく魅力的。
そして女性陣の所作の美しいこと!
紀子は常務…