この作品での原節子の重層的な表現は、世界にもちょっと例がないような魅力的なものだろうと思う。身振りが華やかで、笑顔など絶妙に愛嬌があって、立派な主張を堂々と明確に貫き、当人にも分からないような崇高な…
>>続きを読む変な順番で見ちゃったけど
小津安二郎の「紀子三部作」を無事終わらせた。
相変わらず本作でも大したことは起きないけれど、人間の描写がとても丁寧でなんだかクセになる。
内なる想い、他者との関係、伝わる…
落ち着いて観ていられる。昔の価値観と今の価値観との共通するところと差異とがごく自然に理解できて面白い。未婚と既婚の距離感は今でも健在だし、子供が行方不明になってるのにタバコ吹かして囲碁を打ってる父親…
>>続きを読む自宅にて鑑賞。
『晩春』から『秋刀魚の味』へとつながっていく系譜を確かに感じる作品でした。
『晩春』ほどの鮮やかさはなく『秋刀魚の味』ほどの円熟味もないので、単体の作品として捉えると可もなく不可も…