紀子三部作の二作目。小津安二郎監督作品の中でもトップクラスに良かった。動きのあるカメラワークが比較的多く、小津作品にしては珍しい。クレーンショットを用いたシーンがひとつあり、これは小津作品の中でも唯…
>>続きを読む家族の形が移りゆくさまを時にコミカルに時に切なく描いていて、見どころがたくさんある楽しい映画だった。今まで観た小津作品の中でも1、2を争うくらい好きかも。
紀子(原節子)と親友アヤ(淡島千景)の二…
結婚により変わっていく家族の物語。
当時は女性がお嫁に行くことが当たり前で、未婚の女性は家族や身近の人から心配され、ものすごいプレッシャーを感じていたことが分かった。登場人物の会話が面白く、コメディ…
小津安二郎作品は、タイトルと作品の雰囲気が類似しているので、本作を観たかどうか分からなかった💦(こーゆー時に鑑賞記録としてのFilmarksはありがたい)
観たと思っていたのは、「麦秋」でなく「晩…
アヤ「あんたお嫁に行ったんでしょ、だったらそのくらいのこと ね~ぇ♡」
紀子「そうよ当たり前よ ね~ぇ♡」
アヤ「旦那さまなんてみんなそんなもんよ、勝手なもんよ、だからわたしたちお嫁に行かないの…
気まずいお茶漬け映画ランキング第1位
北鎌倉で暮らす間宮家では、適齢期を過ぎた娘、し紀子の結婚問題が大きな議題となっていた。当の紀子は大手の会社で秘書として働き、のんきに独身生活を楽しんでいる様子…
戦後昭和の原風景。大きなことは何も起きない。それでも惹きつけられるのは何故か。人を丁寧に描いているからなのだと思う。結婚がいいかどうかはこの時代の価値観として、人との優しく思いやれる関係こそが人の幸…
>>続きを読む