このレビューはネタバレを含みます
晩春と比べると「父への愛」というテーマがない分、個人の幸せを希求する上で最善の選択はなんだろう?という普遍的なテーマを感じられて親しみやすかった
戦後の家制度の崩壊の中で、どうして結婚しなきゃならな…
女子トークが楽しいわりとコミカルな前半から、紀子の結婚が決まり家族に漂い始める寂しさ、別れの予感とのコントラスト。紀子が嫁いで行き、隠居した父母が「幸せでした」と言いながらも、寂しげに遠くを見つめて…
>>続きを読む小津映画の最高峰。
リズムのあるコメディタッチ、抑制された美しいカットが、家族の離散をより不可逆的なものに感じさせている。
この時代の平均年齢、秋田と奈良の距離を考えると次に会うのは誰かが亡くな…
これはコメディ…だよね?と思いながら不謹慎なやりとりや発言だなと思いつつも、おじいちゃんのくだりや上司、子どもを笑いながら見ていた。
とはいえシリアスも混在している名作。結局結婚を決めたのは、好きだ…
北鎌倉に暮らす紀子(原節子)は友人のアヤ(淡島千景)とともに独身生活を楽しんでいたが、上司から縁談を紹介される。一緒に生活している両親や兄で医者の康一(笠智衆)、その妻の史子(三宅邦子)に賛成される…
>>続きを読む濃密な空間と時間。
小津の名作、東京物語とはまた違った「家族」の別れ。
<輪廻>と<無常>。ここまで艶やかに沈黙を濃密に映し出す美的な映画は小津ならではだよね。
日本芸術の沈黙の美学、余白の芸術。