このレビューはネタバレを含みます
『西鶴一代女』『浮雲』『女が階段を上る時』と続けて観てきた中では、いちばん幸せな方向へ進んでいく映画だった。
紀子は28歳になってもなかなか結婚しない。周りはかなり気にしていて、縁談が出れば相手の…
28歳で行き遅れの紀子の決意と旅立ち、それを取り巻く家族の話。
「白鳥とコウモリ」で五代が劇場で観ていて気になった作品。使われていたのは紀子がたみに謙吉との結婚を申し出るシーンで、一番劇的なシーンを…
おそらくこの時代に、どこの家庭でもあったありふれたエピソードを描いているだけではあるが、様々な想いが詰め込まれた作品。
古い家族感、生き生きとした若い女性の価値観、戦争を潜り抜けて得られたささやかな…
落ち着いて観ていられる。昔の価値観と今の価値観との共通するところと差異とがごく自然に理解できて面白い。未婚と既婚の距離感は今でも健在だし、子供が行方不明になってるのにタバコ吹かして囲碁を打ってる父親…
>>続きを読む自宅にて鑑賞。
『晩春』から『秋刀魚の味』へとつながっていく系譜を確かに感じる作品でした。
『晩春』ほどの鮮やかさはなく『秋刀魚の味』ほどの円熟味もないので、単体の作品として捉えると可もなく不可も…