母べえの作品情報・感想・評価・動画配信

「母べえ」に投稿された感想・評価

原作本と合わせて鑑賞。

思想によって治安維持法にひっかかり
投獄される父親とその家族のお話。

本に、お話の父と母の年齢は30代半ばだが吉永小百合さんが演じられた一つに
当時は皆疲れてるから年齢より高く見えるとあった。
吉永小百合さんの母べえは美しく優しく芯があって理想の母。
いるだけでふわっと温かい。

温かい家庭を蝕んでくのが戦争なんだね。
見終わった感想は、かなり山田監督は、言いたい事がいっぱいある。そこのところ抑えて抑えて、エンタテーメントにしなければという、葛藤を感じました。(私が勝手に感じてます)地味な話なので、とこどころ挿入する、ギャグが効いてます。シャッター付き面会室が当時あったと思えませんが、「天国と地獄」のオマージュとして面白かったです。台詞回しも、小津作品のように一定にし、玄関先でのシーンがアクセントになり、懐かしの大船調を呼び起こします。浅野演じる山ちゃんは、インテリと無法松をあわせた人物、山田監督が追い続けているテーマの一つでしょう。戦争シーンが無い、戦争映画なのですが、わかりやすくするためか、山ちゃん戦死のシーンとかいれてしまい、全体の調子が崩れたのが残念です。また、ラストの母べえの死や、父べいのナレーションは、正直いらなかったし、観客のイマジネーションを信じて欲しかったと思いました。
ちひ

ちひの感想・評価

3.7
母べえが素直に山ちゃんを頼る感じが良かった。子役たちも良かった。山ちゃんの恋が切なくて、最後は、泣ける。
ShojiIkura

ShojiIkuraの感想・評価

3.5
 治安維持法にひっかかり、逮捕・拘留された父ベエ。その思想は「赤」と見られていたようだから日本ではなくアメリカだったとしても赤狩りにあっていただろう。実の父すら勘当させられるなど、味方をしてくれる人が少なかったから、叔母や山ちゃんを含めた家族の結束は固かったし、家族は父べえをリスペクトし続けた。むしろ誇りを持っていた。涙をこらえきれない志田未来の演技が印象的だった。
Fieldpan

Fieldpanの感想・評価

3.5
·20/06/20:WOWOW【初鑑賞】

※第32回(2009年)日本アカデミー賞
ノミネート作品 個人的ランキング
①おくりびと【★】
②クライマーズ·ハイ
③容疑者Xの献身
④母べえ
⑤ザ·マジックアワー
人間であること

どうして自分は、泣けないのだろう?
終盤、感情がグチャグチャになって、涙があふれそうだった。
でも、涙が出ないの???

母べえ(かあべえ)、父べえ(とおべえ)、はつべえ、てるべえに、・・・つるべえ。
※ここ数作、つるべえが、やまださんの映画に、何故か毎回登場する。笑

父、母、姉に妹。どこにでも居る普通の幸せな家族。
父がユーモアにあふれているため、この家では、名前の最後に、"べえ"をつけて呼ぶ決まりがある。

自分の場合は、ピッコロべえ。
あんまり、しっくりこない・・・。
ピッコべえ、ピコべえ、コロべえ・・・。
好きに呼んでくださいませ!!!

1940年。日本は、戦争に向けて大きく動き出していた。
父べえは、反戦的思想を持っているため逮捕されてしまう。
当時の言葉で言えば、非国民、国賊である。
ただ、戦争反対、戦争は間違ってると思っただけ・・・。
それだけで、牢屋に入れられ、風呂も入れず、臭い飯を食わされ、体中が腐っていき、虫がたかる・・・。
それでも、父は、牢獄から家族の事を思い続けるが・・・。

一方、父がいない家庭を、必死に守る母べえ。
山ちゃんと言う、父の教え子が、彼女達を見守り、支えながら、父の帰りを待ち続ける。
つらくて苦しい毎日だけど、彼女達は、幸い、良き人に巡り会え、楽しくて幸せな毎日を過ごしている。
赤の他人なのに、凄く、この家族を想う山ちゃんの優しさに心が温かくなる。

だけど、次第に、日本はアメリカとの戦争に突入していき・・・。
金などの贅沢品は、すべて兵器に変えられる。
お国のために、死にゆく者達・・・。

この世界は、とても残酷だ!
頼むから!これ以上、愛する人を奪わないでくれ!

(やまださん、あと4!🐯🐯🐯🐯)
しんじ

しんじの感想・評価

3.5
特にグッと盛り上がる所も無く淡々と母べえの一生を見てる感じ。

でも、つまらない訳じゃないのは演技力が魅せているからなのかなぁ。
現在の日本映画界の御大とも呼べる山田監督の作品に対し、あーだこーだと申し上げるのも大変、大変恐縮ではありますが、本音を…。
山田作品の現代劇でもよく耳にする
「~ですって」「~ですよの」「~ですわ」等の台詞に、違和感を覚えることが多いのですが、今作では主に戦前が舞台ということもあり、あまり抵抗を感じませんでした。

吉永さんが「詐欺師の役を演じてみたい」とおっしゃっていたのを聞いたことがあるのですが、役回りは今作同様にほとんどが良妻賢母ばかり…。吉永さんの悪役を見てみたいなぁ。
しかしながら殿方が、吉永さんをマドンナにしてしまう気も非常に分かります。内面からこみ上げていると思わせる美しさに、自分も女ながら、胸がキュンとしちゃいますもん。
ずっと年下であろう山ちゃんが、母べぇに恋してしまうのも納得でした。真面目で不器用で、ちょっと間抜けな山ちゃんを演じた浅野さんは流石だなぁと実感しました。今作のキーポイントだったと思います。

作品の展開にあまり感情は揺さぶられませんでしたが、季節の変化がすっ~と伝わってくるような美術に見入りました。
ゆったりとうちわを仰いだり、美しく浴衣を着たりと、昔は生活時代に風情があったものだとしみじみ…。


昨今のコロナによる世界情勢に、疲弊と悲しみは感じていますが、戦時中よりはずっとましだと、これまで自分に言い聞かせていました。
この時期に今作を見たことに、意味があったと感じています。思考も人生も、全てを狂わせる戦争は、やはり悪でしかないと。
okyk

okykの感想・評価

3.5
戦時中の話は、だいたい理不尽なことが多くて、胸が痛くなる
それでも、家族が笑って暮らせる生活は、ホッとする
やまちゃんも、ちゃこちゃんも、おじさんも、みんな優しい
最後の、死んでから会いたくない、という言葉が、どう受け取ったらいいのか、正直よく分からない
YUKARI

YUKARIの感想・評価

3.8
吉永小百合さんの映画をあまり観たことがなくて、WOWOWで流れていたので、たまたま観ました。とても良い作品でした。でも、次々と悲しい出来事が起こるので、辛かったです。平和とはなんと素晴らしいことか、と思いました。今の世の中がこの頃と比べると、全然ましだ、と思いました。
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