ピエロの赤い鼻の作品情報・感想・評価

「ピエロの赤い鼻」に投稿された感想・評価

TOW

TOWの感想・評価

1.5
これをいい話と思えない
むしろ主人公最低じゃんと思う自分は歪んでいるのかな
heroko

herokoの感想・評価

3.8
過酷な場所でも〝人のために〟と明るい気持ちにさせてくれるこの人は強い人であるのだと感じた。多くを語らずとも行動できる人間になりたいと切に思う。考えさせられる映画です。
ナチスやヒトラーの戦争時代を描いたヨーロッパ映画が好きでよく観ています。この作品もナチスやヒトラーの戦争時代を描いた素晴らしい作品です。

ピエロの格好をして舞台で芸をするお父さんを見ている息子は、面白くズッコケなお父さんを見ていて恥ずかしく嫌だなと思い、そこに、お父さんの近所に住んでいる友達が、ピエロになったきっかけの話をする所から始まります。
ナチスがフランスへ侵攻したフランスが舞台で、お父さんと彼の息子に話しかける友達が、ナチスへの反抗でナチスの基地に爆破します。爆破させた犯人を見つけるまで、村人4人が人質にされ、人質になった4人は食べ物も与えてもらえず衰弱していく。そこで、ピエロの赤い鼻をつけた1人のドイツ兵がその4人に芸を見せます。このシーンが1番好きで、ドイツ兵のピエロの芸が最高に素敵でした!このドイツ兵のピエロを観たきっかけでピエロになったお父さん。最後の方の、ピエロをしているお父さんに息子が言うセリフが、勇気付けられる素敵な言葉で感動しました。

人質4人のうちの1人がブノワ・マジメルが演じています。好きな俳優さんで、腕の筋肉が素敵でかっこよかったです。
この作品の主人公でお父さん役をした俳優さんは、『奇人達の晩餐会』に出演していたジャック・ヴィルレです。『奇人達の晩餐会』でも、面白く演技が上手な俳優さんでした。この作品でも演技が上手で、俳優以外にサーカスでピエロをしたらいいんじゃないかと思うほどピエロの芸も良かったです。

ドイツ兵と主人公のお父さんのピエロの芸が面白く良かったので、ピエロの芸をもっと見せてほしかったです。95分間の映画ですが、95分は短く感じたぐらい素晴らしい作品でした。
ナチスの行為は残酷極まりないです。この時代の人達は、かわいそうでいたたまれない気持ちになります。世界中が戦争のない平和な世界になりますことを願っています!
ゆうき

ゆうきの感想・評価

4.1
教師でありながら、週末にピエロを演じる父親
そんな父親を好きになれない息子
そこで父親の親友からなぜ父親がピエロを演じるようになったか聞かされる

生きている限り、希望はある
戦時下という中、自分の信念を貫くことの素晴らしさ、人を救うために自分の命をかける強さ、人を許す寛容さ、人を笑わせることの尊さ
戦争の悲惨さの中にとにかく人の暖かさに溢れた映画やった

主題歌がこの映画を表してる
tak

takの感想・評価

3.7
 フランス人のドイツ侵略に対する怨念は本当に強い。これをテーマにした映画はたくさん存在するから、我々アジアの島国の住民ですらその片鱗を感ずることはできる。占領下のフランスでは対独協力者になる者もいたし、レジスタンスとして抵抗を示す者もいた。だが一般の庶民は嵐が過ぎ去るのをじっと待っていただけだ。近頃この時代を背景とした映画の中には、そうした庶民の視点で描かれるものが目立つ。例えばジェラール・ジュニョ-主演の「バティニョールおじさん」はなりゆきで対独協力者となった中年男が、ユダヤ人の子供を通じて人間味を取り戻すお話。エマニュエル・ベアールが美しかった「かげろう」は戦火を逃れて子供と共に田舎に逃げた女性の物語。そして本作「ピエロの赤い鼻」もそうした流れの作品だ。

 だが本作の魅力は単にあの時代の悲しいエピソードが描かれていることだけではない。登場する人物それぞれがとても人間くさく描かれていることが魅力だ。レジスタンスにかかわることすらなかった二人の心優しき男が、ふと芽生えた愛国心から線路の爆破を思いつく。決してヒーローではない。ところが二人の行為によって巻き添えを食らう人が出てくる。ポイント切替所にいた老人は爆破で重傷を負い、容疑者として友人と教え子までもが捕まり、二人と共に深い穴で処刑を待つことになってしまう。ちょっとした思いつきが引き起こす悲喜劇。中でも容疑者として捕らえられた4人を救うために、重傷の老人がある決断を下すところが泣ける。脇役のひとりひとりにまで人生を感じさせる。処刑を待つ4人に食料と笑顔を与える心優しきドイツ兵。彼は大戦前にパリでピエロをしていた人物だった。彼のエピソードがこの映画のメインであるが、”笑い”が敵味方を超えて信頼につながっていくこの場面はどこよりも力強い。そしてさらに父親がピエロに扮する本当の理由を知って、息子が父を信頼と尊敬をするようになるのだ。「奇人たちの晩餐会」のヴィユレ、「愛を弾く女」のデュソリエ、「妻への恋文」のレルミット、それに「ピアニスト」のブノワ・マジメルと素敵なフランス男優たちのコラボレーションも嬉しい。
ReiYoshida

ReiYoshidaの感想・評価

3.3
眠くなって寝落ち、眠くなって寝落ち、をくりかえし、3度目にしてやっと最後まで見れた。

ふつーにいい話だった。

父親がなぜピエロになったのか。
父親の親友から語られる、なんとも切ないその理由。

笑いが抑圧される戦時中に一番必要なのは笑いなんだって思った。

とびきり悲しくも楽しくもしない演出が好きでした。
映画に必要なのは「花」でも「鼻」でもなく「華」です  ジャン・ベッケル「ピエロの赤い鼻」

どうして主人公をジェラール・ドパルデゥーあたりを起用しないのか?
ヒロインになぜイザベラ・アジャーニーかジュリエット・ビノシュを使わないのか?
監督の名前だけで注目される作家性が備わっているならともかく「華」がなければ客は集まりませぬ。
ショットとショットの間にチラリと垣間見せる作家性を感じるだけにもう少し甲斐性のあるプロデューサーが必要でした。
無念。
ジャン・ベッケル監督のとてもヒューマンな一本。

清宮幸太郎をフランス人にしたような顔の少年(ダミアン・ジュイユロ)は、赤い鼻をつけてピエロをやっているこれまた清宮を飲んべえにして歳を取らせたような父親(ジャック・ヴィルレ)が嫌いでした…
元々教師だった父親が何故ピエロになったのか?
ある日、その父の過去を知る友人から父の昔を聞かされた少年は父親を見る目をガラリと変えたのでした。
戦争絡みのその中身はネタバレになるので内緒ですが、戦場に咲いた小さい一輪の赤い花(鼻)のようでいつか実を結び世界に拡がって欲しいと思わせるものでした。
実際父親の心の中に芽を出し息子に引き継がれて行くのでした。

ピエロのステージ場面があるのですがこれがどことなくチャップリンの芸を彷彿とさせる音楽と雰囲気でジャック・ヴィレルはかなり意識しているように見えます。

『クリクリのいた夏』(1999)でもそうでしたがベッケル監督は緑を実に美しく描きます。
主に街の中の緑なのですがとても目に優しく光り輝いていて印象的です。
ピエロがピエロになった理由。
コミカルだからこそ突きつけられる戦争の容赦なさ。そういうとこライフイズビューティフルにちょっと似てる。
でもまだまだフランスの冗談とか会話の雰囲気が理解できない!!
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