バティニョールおじさんの作品情報・感想・評価

「バティニョールおじさん」に投稿された感想・評価

imagoo

imagooの感想・評価

3.6
これももう少し邦題に気を使えよ!ってなる作品。
能天気なバティニョールおじさんの話じゃなくシリアスな作品です。

#MonsieurBatignole
#GérardJugnot
#JulesSitruk
#MichelGarcia
#JeanPaulRouve
Rin

Rinの感想・評価

3.7
タイトルを裏切らない等身大の、どこにでもいそうな人を主人公とした点に好感を持てた

善人な面や弱い面、その間での葛藤といった誰もが持っている姿が飾ることなく描かれている
監督自らが脚本・主演を務め、ユダヤ人迫害という重いテーマを比較的穏やかな目線で描いた一作

英雄でもなければ裏切り者でもない、流されやすい肉屋の“バティニョールおじさん”が、他人を、そして自分を救う。

監督は敢えて善人役に強面を、悪人役に穏和な顔立ちの役者を起用したらしい。
誰を信用するかで生死すら分かれる時代。
役者の見せる表情一つひとつに目が離せなかった。

自分に才能がないことを認めず、社会的に自分よりも下とされるユダヤ人を貶めることでプライドを保つジャン・ピエールの姿は己に重なる。胃が重たくなった。

78089
Ricola

Ricolaの感想・評価

4.0
ドイツ軍占領下のフランスにおけるユダヤ人迫害についてと、フランス人の微妙な立場を描いた作品。

コメディといえばコメディだけど、題材のせいもあってか爆笑するような映画ではなかった。

バティニョールおじさんと子供の友情に思わず笑みがこぼれる。

周りに惑わされずに、自分にとって納得がいく心地よい選択を選ぶことが大事なんだな、としみじみ感じた。

重すぎないけれど、ちゃんと考えさせられる良質な映画。
N

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3.5
予備知識なく鑑賞。
明るい話かと思いきや、ユダヤ人迫害の時代の話。
バティニョールおじさんのような勇敢な人、当時は珍しいよね。
大介

大介の感想・評価

3.5
タイトルから、もっとほのぼのした内容の作品だと勝手に思ってました。


ナチス占領下のフランスを舞台にした、ユダヤ人強制連行のさまを「占領されたフランス人の視点」で描いています。

ふとしたきっかけでナチス人の子供を匿ってしまう主人公。コメディタッチを交えながらも、一定の緊張感は維持しています。

題材の割には明るい描写も多くて、そこまで重くは感じない作品ですけど、やっぱり色々と考えさせられるところはありました。



ユダヤ人を「密告」する一般人。

とても嫌な気分になりますが、当時のそこではそれが人々の心情は別として「義務」とされていて。

いま私たちはその後の歴史を知ってるけれど…もし、なにも知らないで「そこ」で暮らしていたなら…どんな判断をしただろう。

喜んで自分や家族の命を危険にさらして、ユダヤの人々のために奔走しただろうか。

自分たちの生活を守るために、当たり障りなく面倒と関わらないように、目を背けていただろうか。

それとも…劇中のあの嫌な男のように、率先してナチスに協力したのだろうか。

舞台は1942年。

連れていかれるユダヤの人々の運命が、まさかあんなことになるなんて、まだ誰も噂でしか知らない。


この作品で自分には約2名、嫌な役柄をされている人物がいました。

人間の本質をとても端的に描写していて、なかなかうまいな~と思いました。


主役のバティニョールはどちらかというと、どちらにも積極的ではなく、適当な言葉ではないかもしれませんが、「中立」的なスタンス。

バティニョールが、どこにでもいそうな庶民的な人物なのがいい。

失敗もするし、ときには子供と喧嘩だってする。

その主人公が某シーンでフランス警察にまくしたてる言葉。

自分自身に向けて言っているようにも聞こえるし、飛躍した考えかもしれませんが当時のフランス人の心情の一端を代弁しているような気もします。


主演のジェラール・ジェニュと子供たちのやりとりが微笑ましくて…それが一番よかった。
KaNa

KaNaの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

精肉店のオジサン。
とっても面倒見のいい人。
シモンと本当の親子みたい

オジサンは終戦後、娘や奥さんに会えたんだろうか…

ナチスの話は好まんけど、これはじわりじわりとくるお話だと思います。
ナチス占領下、フランスのパリ、命がけでユダヤ人の子供をスイスまで逃亡させ、救わざるを得なくなった、肉屋を営むフランス人の中年男性バティニョールの物語。

ナチスとユダヤ人がらみってことで、
非常に重暗くて
ハラハラドキドキなストーリーかな?
と、思いきや、
(ナチスのワルは当然ありましたが)

いかにも肉屋って感じのバティニョールおじさん(笑)
そんなチョット頼りなさそうなおじさんが繰り広げる逃亡劇にほのぼのとさせられ、
そして、途中で理解してくれて助けてくれる人達にココロ温められた作品でした、
ノエル

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3.8
改めて考える作品
ホロコーストを考える時、ナチとユダヤの構造ばかりに目がいくが、当時のヨーロッパの混乱とかその国の人々の立ち位置とか色々な立場の問題があったのだと改めて気づかされる
Msk

Mskの感想・評価

4.2
ナチス占領下のパリ。
隣人のユダヤ人一家を泥棒扱いし彼らのスイス亡命を妨害し強制収容所送りにするという役回りになってしまった男。

そこに隣人の子どもが両親と会うために命からがら逃げ出して戻ってきた。

彼は妻には肝心なところで尻込みする度胸のない男だと罵られていたけど、そんな心根の優しい彼だからこそ、シモン達を命がけて守ることができたんだと思う。
個人的にはあんなリアリストにはなれないけど、、本当の優しさは誰かを守る勇気に変わるんだ。
シモンかわいいし賢いしlife is beautifulを思い出した。
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