中学生の孫息子と一緒に暮らす初老の女性・ミジャ。ふとしたきっかけで詩作教室に通い始めた彼女が、自身の病気と、孫が関わった事件に心を痛めながらも詩を紡ぎ出そうとする…。
「オアシス」のイ・チャンドン…
イ・チャンドン監督作品は「オアシス」が途中しんどくなってやめてしまったきりです。
他の方も言われてる通り、見終わってからしみじみ効いてくる映画でした。
なんというか映画の作りとしては直接的な表現では…
なんて素敵な空気感だったんだろう。スローな感じが心地よかったのか不穏な空気もあるからか、とにかく飽きなかった。
自分だったらブチ切れそうなところが途中いくつもあったけど、なんとも言えない雰囲気で、認…
初っ端、美しい山河の風景に見惚れていたら水死体。もう不安しかない。
貧しいながら大事に育てた可愛い孫の変化。
言葉が出てこなくなったことから詩を習い始めたこと。
それが実はアルツハイマーの症状だった…
見てる感覚がROMAを初めてときにかなり近くて、見てる最中ずっとワクワクしていた。全部フラットになっていくような説明できないあの感じ。マインドフルネスムービーかも。後半になるにつれ物語に引っ張られ落…
>>続きを読む空虚な心で何かを見出そうともがく人
誰かを支える"だけ"の人としての主人公
漠然とした寂寞感
能動性のない単調な日常
自分の内面から溢れ出る強い感情や哲学がない
「詩は目で見て書くものです、人生…
一見するとお婆さんの自分探しみたいな感じなんだけど、それと並行して起こる孫の犯罪加担
孫の事件は詳しく掘られてないけど、お婆さんポエムとか作ってる場合じゃないくらい極悪非道な事件だよ。
被害者自殺…
走る少年など、ラストカットが美しさの羅列すぎる。映像で詩を書くとはああいうのを言うのだろうな。
イ・チャンドンの撮る物語はいつも滑稽さと深刻さの重力が適切で、ジェットコースターよりも遅い速さで繰り…