このレビューはネタバレを含みます
窓から差し込む光。赤い花の香り。ブラウスの隙間をふと吹き抜けていく風。それらが織り成す不可視の奇跡。私たちはその奇跡を逃さぬように、誰かに伝えるために詩を紡ぐ。それが形を与えられた瞬間に壊れてしまう…
>>続きを読むどうしたら詩を書けるのか悩んでいた彼女は、自分の中に渦巻いている悲しみを言葉にできないもどかしさを抱えていたのかもしれない。それは認知症やこれからの人生ことだったり、性加害を容認する社会だったり。
…
イチャンドンの映画的なバランス感覚がすごく優れているように感じる。
今作では、性犯罪をメインの話にせず、詩作をメインとする。そして当事者は、主人公や主人公の子どもではなく、主人公の孫という距離感も…
イ・チャンドン恐るべし。観終わってからの余韻がとても長い作品だった。
最初、ミジャは詩を書くために「美しいものを見よう」とする。花や果物を眺め、日常の中から美しいものを探そうとする。でもこの映画で…
このレビューはネタバレを含みます
映画がお上手でいらっしゃること………。
ジジイのセックスに応えたのは、アグネスへの罪滅ぼしだったのか?
冒頭の顔のない水死体と、最後の肉体のない詩の朗読の対比も素晴らしい。
この監督は誰に赦…
「シークレット・サンシャイン」の後、「バーニング」の前に製作されたのが「ポエトリー」。
主演のユン・ジョンヒはもちろんお綺麗な方なのに、役柄もあいまり単純な「美女」が本作に登場しているとは言い難い。…
このレビューはネタバレを含みます
『ポエトリー/アグネスの詩』は、主人公ミジャが詩を書く過程を通して、自分が信じてきた世界の見え方そのものを問い直されていく映画だった。
川に女子中学生の死体が流れ着く場面から、この映画は始まる。ミ…
アルツハイマー病の初期段階にある60代の女性ミジャが詩の教室に通い始めていく映画
冒頭から川で流れてくる死体を子供たちが見つけタイトルバックに移行する強烈さに惹きつけられる
孫が友達を家に連れてきて…