ヨリス・イヴァンスが持病の喘息と闘いながら長年の夢であった中国のゴビ砂漠で風の撮影に挑んだ、ドキュメンタリーとフィクションが混在する散文詩の様な作品。
月世界旅行のオマージュなどイヴァンスの映画史…
ヨリス・イヴェンス本人の人生総決算みたいな映画だった。老齢でか細くなっていく息を拡大したい、という欲望が風に繋がる。同時に現実の拡大はフィクションになり、ファンタジーになる。息こそ生命そのものであり…
>>続きを読む90歳近くのお爺ちゃん監督が、中国ゴビ砂漠の風を撮りたいと言って、みんなでお爺ちゃんを担いで来る。
いつまで経っても風が吹かず、待っている間にお爺ちゃんは倒れて、夢の中でも風を求めて彷徨う話。
ド…
【ヨリス・イヴェンスの遺言状】
mubi 勢には『ヴァルパライソにて...』で知られるヨリス・イヴェンス遺作。『月世界旅行』を引用しつつ、中国へ想いを寄せる走馬灯。兵馬俑が踊り始めたり、シュールな描…