ふしゃのしゃ
原作:中島敦「名人伝」
語り:橋爪功
弓の名人を目指す紀昌(キショウ)が悟りを開くまで。(亀仙人の元で強くなった悟空が、海王様の元で悟りを開くみたいなw)
✎𓂃
弓の達人と名高い飛…
中島敦「名人伝」を翻案した人形劇アニメーション。原作より滑稽味が強く、乞食の造形が大きく一役買ってる気が。
人形の造形が素晴らしく、峨嵋山の甘蠅の前後の変容が的確なのと同時に、原作に比して明らかに…
何かを極めることにまつわる深すぎる考察。本当はもっと多様な読みができるテキストを最後の解説で解釈を一つに絞る。普通ならそれは無粋だが、表現方法そのものに余白があるので、強い意志の込めた解に感じられて…
>>続きを読む前半の紀昌はやべえやつ、努力は認めるが発想がギャグ。神妙な空気感とのアンバランスが良いです。新しい展開がテンポ良く提示され、最終的にとんでもねえ境地にたどり着き、腕を磨くどころか悟り開いた紀昌。表情…
>>続きを読む86点
春秋戦国時代(しゅんじゅう)。
趙(チョウ)の国の都邯鄲(カンタン)を1人の青年紀昌(キショウ)が思い詰めた顔をして歩いていた。
キショウは天下一の弓の名人になる夢を叶えるために飛衛(ヒエ…
真の行いは為すことなく。
真の言葉は言うことなく。
真の矢は射ることなく。
『不射乃射 』
なんと、スケールのデカい話。
中島敦の短編「名人伝」のアニメーション化した川本喜八郎作品。
…
中島敦“名人伝”を、王柏栄とともに上海アニメーションスタジオで製作した川本喜八郎のパペットアニメーション。
なんでこんなに美しいんだろう。紀昌の表情の変わり方がすごい。目つきを変えたから穏やかという…