無心で鶏の羽をちぎる石塚みどり怖すぎる。靴やそろばん、瓶の落下などの嫌な衝突音。高跳びする際の外からの移動撮影が凄い。鈴木清順にしては理屈に傾いているため手放しに褒められるものではない。二谷英明が…
>>続きを読むミステリーには全然興味無さそうな清順。謎解きもめーっちゃ説明的に処理する。
南田洋子の錯乱、悪夢的で面白い。二谷パートに入ってからちょっとアレだけど、後半の畳み掛けは見事。ギラギラっと顔に映る水面の…
松本清張の短編を鈴木清順が映画化。清順はミステリーが不得意だと思う。論理立てて真相に迫っていくのが上手くない。編集が変なのだ。決め手となるカバンのくだりもいきなり少女がカバンを持って走るショットか挿…
>>続きを読む松本清張の原作あり、のサスペンスだが、この時代の邦画の中では抜群にノワール。
どこにノワールを感じるかというと、犯人グループの性格異常。
中でも登場回数は多くない元ダンサーの女(=さほど出演作を残し…
1958年鈴木清順監督、永塚一栄撮影。
電話交換手の南田洋子が犯人の声に出会うまでの長回しの1ショットで映画が始まり、サミュエル・フラーのようなインパクトで映画がスタートする。
二谷英明のクールな新…
清順が体と声を切り離すことに関して世界一である事は『ツィゴイネルワイゼン』見れば明白だが、本作はまさにテーマごとそんな感じ。
犯人の声を偶然電話で聞いた女の家に後日、男が3人やってくる。
それぞれ…