ユリイカは全編モノクロの重苦しい3時間ドラマでまず忍耐が要求されるが、ラストに向け光明が見えていくにつれこちらの鬱屈気分も徐々に解放されるような疑似感覚が生じ、エンド間際で初めてカラーに切り替わった…
>>続きを読むバスジャック事件をきっかけに生き残った運転手と子供2人の奇妙な交流を描く。
人生にゴールは無く同じ道を行って帰るを繰り返すのみ。その過程で何を手放し、何を得るのか。道がある限りどこからでもやり直す…
セピア色のシネマスコープで静謐に映される北九州の広大かつ美しい風景。抑制された人物たちの表情が痛く訴えてくる。だからこそ、数少ないセリフが胸に迫る。演技においての無駄を削ぎ落とし、感情だけを残したブ…
>>続きを読むバスジャック事件で生き残った3人が寄り添い家族のような形になっていき、父性が芽生え、という流れは、画面の中で淡々と進みつつ予測できない方へ転がって行く。
人間性を丁寧にゆっくり描き、だんだん人物像が…
モノクロ茶…セピアカラー。この映画の感想を書こうとすると、結局のところ情景描写やシーンの説明に偏ってしまう気がする。たとえどうにかそれらを文章化しても、本来の魅力を的確に書き表せる気がしない。それだ…
>>続きを読む(C)JWORKS