猪瀬直樹が先日文学史を漱石と鴎外のふたつに分けて、漱石の系譜を放蕩息子の系譜と言っていた。自分はそれを青春病の系譜と呼んでいたが猪瀬らしい言い方に納得。村上春樹は放蕩息子の系譜でしょう。
しかし…ヤ…
原作読了
原作は村上春樹の小説なので自分の想像と違うところ小説と違うところを探してしまっていた。原作との本作で異なる点は何点かあるのだが、この映画の素晴らしいところは鼠が創作しているのが映画だと言う…
若い頃の小林薫良いな。かなり僕っぽい。
小指のない女の子も村上春樹作品の女の子のイメージに近い。
全体的にけっこう村上春樹作品の雰囲気が出ていてよかった、ゴダール的な技法もよかった。不要なところも…
この映画、そして原作の根幹たるテーマは「風」と「レーゾン・デートゥル(存在理由)」であるのではないかと僕は思う。
鼠は映画にレーゾン・デートゥルを持っていた(原作では小説)。左手が4本しかない女…
長いレビューになる。結論だけ言えば見るんじゃなかった。
まず最初にビックリすること。本当にピーナツの殻が敷き詰められている。確かに小説の中に、あまりにもやる事ないのでビールを山ほど飲み、ピーナッツ…