【香港版『坊っちゃん』?】
夏目漱石に『坊っちゃん』という小説がありますが、あれを想起しました。
つまり、あの小説では主人公が東京育ちの若い男で、物理学校(現・東京理大)を出て四国の旧制中学(今…
余計な刺激を一切排した、ほんのり淡い味わいが魅力。雇うもの&面倒をみるもの…という関係じゃない真の相互扶助の優しさが沁みる。ロジャーの母親も桃さんと良好な関係とはね。でも先立つ物があっての話、と現…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
え…桃さんのしあわせって…ただ桃さんの老後を描いただけの映画なんですけど…。
しかもこれってしあわせなの?
まぁ、家政婦が実の息子でもない人にここまでしてもらって…と思えばしあわせってことになるん…
桃さんがどんどん弱っていく姿は悲しい。作品では料理や食べるシーンが印象的で何十年も皆の為に美味しいものを作ってきた桃さんが食べたいものを独り言の様に言うシーンは観ているのが辛くなりました。
ラストは…
映像は綺麗だし、桃さんとロジャーの交流を観るだけでも充分楽しめるいい話である。ただ、どこまでが常識でどこからが特別なのかすら分からない香港・中国に対する知識の無さの方が気になってしまった。老後の問題…
>>続きを読む主家の息子と使用人という関係ではあるが、二人は互いの誇りを尊重し、相手を慈しむということを、日々のさり気ない気遣いのなかで行っている。
受けた愛情を素直に返していく、この映画のなかで静かに描かれるの…
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