群狼の街の作品情報・感想・評価

『群狼の街』に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

ラングの『激怒』よりもどストレートで直截的。終盤の集団リンチ、モブシーンが圧巻。この単数的な視点はやっぱりレッド・パージを受けた監督だからか。亡命者のラングが複数的視点と比べると面白い。
個人的には…

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lemmon
3.8

貧困に苦しむ男が、家族のためと犯罪に手を染める、、、ありふれたクラシック物として楽しんでいると、後半はまた違った人間ドラマへと変貌。フリッツラング監督の「激怒」を思い出した。

主人公の男の良心の呵…

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金ない中年男性が闇バイトに手を染め、その犯行を新聞が焚きつけるように書くもんだから愚民が暴れリンチに発展するという完璧に令和の日本じゃんって感じの映画。中盤は退屈だがラストの群衆の冒頭の描写が凄すぎ…

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アノ
3.6

強盗に誘われるまでのなんてことないボーリング場での動きがなんだか豊かで面食らった。
ラストの暴動は凄まじいものがあり、ホースの高圧放水により階段からなぎ倒されていく警官とか相当激しい。

リンチを止…

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4.0

闇バイト映画。バーでのリアクション→立てこもり事件→大規模なリンチと、主人公に向けられる視線が如実に暴力性を帯びていく。当然カメラアングルも斜めから仰角に変わり、モブの圧倒的な物量に飲み込まれる…。…

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ENDO
4.0

亡命前のサイ・エンドフィールド作。盲目の伝道師が声高に叫ぶ冒頭はオコナー『賢い血』を彷彿とさせて胸が高鳴る。ロイド・ブリッジスの狂人ぶりがいい。あとは地味なおっさんラブジョイの煩悶、反抗後のクラブで…

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 リンチの勢いは凄いがキャメラ傾けやフラッシュバック、群衆の動かし方のぎこちなさなど面白いとまでは行かない。説教臭い会話も好みじゃない。
これは傑作暴動映画。闇の深い撮影も好ましい。

【詳述は、『アンダーワールド·ストーリー』欄で】表の見てくればかりに、つい向かう(見えない所では)一家の働き手と、ジャーナリスズム担い自負の男、その実の無さが、滑り合い、大きな社会的な地滑りを引き起…

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yuzu
-

傑作。

ラングの「激怒」と同じ事件がモチーフって書いてあったけど、「激怒」は犯人と間違われた男の物語なのに対して、本作は生活を苦に犯罪に加担してしまった男の物語。全然違う事件じゃない…?って思った…

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