続十代の性典の作品情報・感想・評価

続十代の性典1953年製作の映画)

製作国:

上映時間:96分

3.2

「続十代の性典」に投稿された感想・評価

この映画、昨夏の『若尾文子映画祭(60本+α(年末年始の追加分))』でも上映されなかった作品なのだが、DVD化されたので発売日(5/27)に購入し、本日鑑賞。
パッケージにも「若尾文子と南田洋子のダブル主演」などと記載されているが、若尾文子の出番が少なすぎる。どう見ても、南田洋子の主演作になってしまっていて、若尾文子ファンとしては残念な感じがするが、まぁ若かりし頃の若尾さんが見れただけでヨシとするしかない。


映画は、冒頭「飼っている小鳥と若尾文子のシーン」から始まるので期待したが、女学生どうしの友人(若尾文子と南田洋子)、そして南田洋子の従兄(根上淳)を軸に物語が進行する。

途中、若尾文子が根上淳に家庭教師をしてもらっている時に、「私も、女医になろうかなぁ~」なるセリフは、後年の若尾文子主演映画『温泉女医』を思い出す(笑)

しかし、物語はさほど面白くなくて、若尾文子の登場シーンも少なめ、という不満が残る映画であった。
前作「十代の性典」において予告編で仄めかされながら本編では気配の無かった妊娠が遂に登場。そのことに思い悩むJKが自殺を図ったりして、テーマの明確さや感動の規模は前作を上回る。

…が、そんなことはどうでも良い。

見どころは、若尾文子(19歳)・南田洋子(20歳)・瑳峨三智子(瑳峨美智子・18歳)の三者揃い踏みに尽きる。特に瑳峨三智子。若尾・南田は前作のみならず若い頃の共演作はいくらでもあるのでとびっきりのスペシャル感とはいかないが、瑳峨の純血可憐なセーラー服姿は掛け値無しのシュープリーム。前2者と違って、バックグラウンドが一切描かれず(登場シーンは学校の中だけ)、昭和28年のJKなのに一人だけやたらにスレンダーで長身なモデル体型で、如何なる事態にも感情が一切ブレること無く友愛至上主義を貫くその姿は、何だか人間離れしていてサイボーグのようである。

若尾の可愛さときたら超絶だし、南田の作り出す翳りも相当なモノだが、これといったドラマを背負わない瑳峨がやたらに気になる一作である。