博徒の作品情報・感想・評価

「博徒」に投稿された感想・評価

襲名や手打ちの儀式がキチンと(たぶん)描かれていて、ドスを抜いたときのケンカが本当にケンカみたいで(剣豪のチャンバラみたいじゃなくて)、つまり、リアルで良い。悲哀とか苦悩とか哀愁とか孤独とか自己犠牲とか忍耐とか苦渋とか、心情が迫ってくる感じはやや弱いが、それなりに楽しめる。
世にも不思議な任侠映画の世界

どうしてこのようなヤクザ映画が作られ量産されていったのか
一体誰が喜んで見ていたのか
今見るとなんとも不思議な話です

かなり詳細な調査に基づいていると思われ
賭博シーンや儀礼はとても細かく描写されています

人生劇場飛車角のような今見ても面白い劇的展開はありません
娯楽的な楽しみも薄いです
ヤクザの世界を覗き込んだ見世物小屋的な楽しみはあるかもしれません
風俗資料的な価値はあるでしょう

1960年代当時はある程度リアルな感覚があったのかもしれません
当時量産されていた時代劇よりはリアルだったのかも

賭博は国家が厳しく規制し、こういう世界は無くなってしまいました
警察が取り締まりを強化したのがこの映画が公開された1964年でした
今手本引きを理解できる人ははたしてどれ位いるのでしょう

パチンコ業界の裏の世界
これから解禁されるカジノの裏の世界
こういったものが今作られたら…
似たような感覚になるのかもしれません
シュウ

シュウの感想・評価

3.6
敵役の天地茂も、彼は彼で世の中を良くしようとするが、鶴田浩二と方向性が違う為、敵となる。

西成区、阿倍野あたりの鉄道問題といえば、今の大阪環状線の原型だろうか?

地元ではないが、大阪府民として、歴史的に興味が持てた。

鶴田浩二のような親分の元で働けたらいいなぁ。
とも

ともの感想・評価

4.0
2年ぶりに鑑賞。
天知茂、いうほど悪者じゃないのでは?
貧民窟取り壊しの件にしろ、遠藤太津朗にしろ…
おカミも皮肉るし、新しい博徒の形を作ろうとしてるように感じる。
ラストの殴り込み、ふんどしいっちょにサラシを巻いて、日本刀でブチ斬りまくる!
この迫力、劇場で観たい!
鶴田浩二と南田洋子の掛け合いも好き、松方弘樹のかき氷のくだりがたまらん!藤純子もかわいいなぁ…!
女郎屋のセットが次郎長三国志でおせんちゃん♡が働いてる飲み屋と同じに見えて、関東綱五郎と結ばれるのか…などと考えてしまった。